津久見市役所新庁舎「埋立地」か「中学校跡地」 住民投票条例案が修正可決 市長「修正案はボヤけてわかりにくい」再議を検討
津久見市役所の新庁舎建設を巡って臨時の市議会では28日、住民投票の関連議案が提出されました。採決の結果、特別委員会で修正された条例案が可決されました。 【写真を見る】津久見市役所新庁舎「埋立地」か「中学校跡地」 住民投票条例案が修正可決 市長「修正案はボヤけてわかりにくい」再議を検討 津久見市議会の臨時会では石川正史市長が提案理由を説明し、市役所の新庁舎建設に関連する住民投票条例案を提出しました。 (石川正史市長)「住民投票の意義は市民が新庁舎建設の意思決定をすることにあります。市民の間で活発な議論が起こることを強く望みます」 市の新庁舎建設を巡っては津久見港の埋立地で計画されていましたが、石川市長が中学校跡地を活用する分庁案を掲げています。 条例案では、埋立地の建設案と中学校跡地の活用案の2つの選択肢を用意。しかし、28日の特別委員会で委員が修正案を提出し、埋立地の建設案に「事業内容の見直しを含む」という文言が加わりました。また、修正案では投票率が50%に満たないときは住民投票が成立しない追加条件も設けられました。 修正された条例案は委員会で可決。午後6時過ぎから再開された本会議で一部を修正した関連議案が可決しました。 住民投票は4月21日に行われる予定ですが、石川市長は『事業内容の見直しを含む』という文言が追加されたことについて、「修正案ではボヤけてわかりにくくなる」と話し、内容を精査した上で審議のやり直しを求める再議の提出を含めて今後の対応を検討することにしています。
大分放送