浦和、パリ五輪世代・大畑歩夢の武器は「人前での自己紹介力」 ヘグモ監督「非常にチャーミング」
J1浦和のペア・マティアス・へグモ監督(64)が5日、オンラインで会見し、パリ五輪出場を目指すU―23日本代表に選ばれたDF大畑歩夢(22)に期待を寄せた。 パリ五輪アジア最終予選となるU―23アジア杯(15日開幕)のメンバーに大畑が選出。ヘグモ監督は「沖縄キャンプから今まで彼は常に成長し続けている。フィジカル的にも上がっており、自信もつけてる」と評価し、「五輪代表で日本を代表してプレーできることをうれしく思う」と喜びをにじませた。 左サイドバックやウィングで途中出場5試合、3日のFC東京戦で今季初先発と全6戦に起用している。「攻撃で使えるいろんなスキルを持った攻撃的な選手。スピードもプラスと言えるものを持っている。攻撃での1対1も良くなっており、ラストサードに進入できる。ビルドアップも得意だ。攻撃はさらに伸ばしていきたいし、守備のペナルティーエリア内での1対1も伸ばしてほしい」と褒めちぎった。 大畑の人間性についても「非常にいい姿勢だと思う」と高く評価する。チームでは日々のミーティング時に選手、スタッフの自己紹介を実施。この日は大畑の番だったそうで「非常にいい自己紹介だった。一緒に仕事できてよかったと思える」と絶賛した。 「非常にチャーミングな人柄が出ていた。笑いやユーモアの部分と真剣な話をうまく織り交ぜていた」。自己紹介は選手やスタッフらを前に行うもので「40人くらいを前に自分の話をするのは、多くの人にとって新しい経験だと思う。少しコンフォートゾーンを外れて自らを表現することだ。大人数の前で自己紹介をするのは、4万人、5万人の埼玉スタジアムでプレーするのと同じような状況だと思う。そこでストレスを感じることなく、その状況を好んで落ち着いて行動するのが大事だ。浦和でプレーするなら必要な個々の強さを作るためでもある」と力説した。
報知新聞社