肥満・運動経験ゼロ・健康診断E判定からの奮闘「ボディコンテスト11回目で念願のグランプリ」【筋トレビフォーアフター】
「結婚してからラーメンをよく食べるようになり、職場でいただくお土産などの間食も多く、もともとポッチャリでしたが年々体重が増加していきました。ついに健康被害を心配されるようになり、トレーニングを勧められました」 【写真】MIEKOさんの肥満からボディコンテスト優勝までの変化
3年前のMIEKO(みえこ/45)さんは、161cmの身長にして、体重74.5kg。体脂肪率は38.5%。運動経験は過去もゼロ。健康診断は『E判定』。自他ともに認める不健康体だった。 さすがに危機感を感じてパーソナルトレーニングに通い始めたMIEKOさん。そこから、トレーナーと二人三脚のボディメイクが始まった。 「まずは、食生活を変化させました。極度の空腹になることを避けつつ炭水化物を控えて、ササミやアボカド、大豆製品など好みのヘルシーなものをお腹いっぱい食べ、プロテインも飲み始めました。野菜から食べること、バランスの良い食事。これだけでかなり体型に変化が現れました」 「トレーニングは最初は週に2回。脂肪がある程度落ちてダイエットからボディメイクの段階になってからは、24hジムでの自主トレーニングをメインに月に1回パーソナルでフィードバックと新たな目標をもらうという形になりました。痩せはじめてどんどん着られる服が増えていき、トレーナーからも褒めてもらえるのも嬉しくて、楽しく頑張っているうちに痩せていました」 すっかり心身の自信を取り戻したMIEKOさんは通っていたジムが主催するコンテストに挑戦。ステージに立つ楽しさを知り、他の大会にも挑戦すべくベストボディ・ジャパン(健康的な筋肉・痩身美を年齢別で競うコンテスト。大会の初出場を経験する人も多い)のスタートアップガイダンスに参加した。そこで、またひとつ自分の殻を破ることとなる。 「私は20歳のときに虫垂カルチノイドという珍しい病気で手術をして、お腹に大きな傷跡があります。なのでビキニを着たこともありませんでしたが、ガイダンスを聞きに行ったときに『帝王切開の傷跡があっても参加している方がいる』という話を聞き、出場への抵抗がなくなりました」 一念発起してコンテストに奮闘するも、初年度はなかなか厳しい状況が続いたという。 「7大会に出るも、最終選考に残るのがやっとやギリギリの入賞……。それでも、次こそはと挑戦すること自体が楽しく、刺激し合える仲間がたくさんいて身体もどんどん成長していきました」
そしてついに今年、11大会目となるベストボディ・ジャパン仙台大会にてフィットネスモデル部門で年齢別グランプリを獲得した。 「念願のグランプリで本当に嬉しいです。ライトなダイエットから、ここまでフィットネスにハマるとは思っていませんでした。コンプレックスだった外見が表彰されるまでになって、本当にボディメイクを始めて良かったと思います。今後も出場を続けて、さらに自分を磨いていきたいと思います!」
取材:にしかわ花 写真提供:MIEKO