大人気!モスクワに立つ“プーチン大統領と習主席” 広大な中国式庭園も…「脱ロシア」のウラで広がる中国の“存在感”
モスクワ東北部には去年10月、“中国”が出現した。「モスクワ中国貿易センター」は、東京ドーム10個分の6.7ヘクタールに及ぶ広さで、敷地には孔子像が立つ。オフィスビルとホテル、中国式庭園を備え、習主席のロシア訪問時に代表団の宿舎として使用された。
ここでは5月に中国の企業「華明投資有限公司」が3回目となる企業採用説明会を開いた。取材は許されなかったが、公開された情報によると語学試験も行われ、中国語ができるロシア人の採用が目的だったとみられる。 日本を含め西側が徐々に「脱ロシア」を進める中、孤立を深めるロシアは巨大化する中国を警戒しつつも、官民ともますます関係を深めつつある。