<強者に勝て!・’21センバツ下関国際>選手紹介/1 古賀康誠選手/守優雅選手 /山口
19日開幕の第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する下関国際。夢の舞台を目前に控え、日々練習に汗を流すベンチ入り予定メンバー全18人の横顔を紹介する。【堀菜菜子】 ◇投球の幅広げる主戦 古賀康誠(こがこうせい)選手(1年) 中国大会では準決勝までの3試合で先発を任された。坂原秀尚監督は「満塁のピンチでも動じない。自分のペースで落ち着いている」と評価する。 中学生のころ、たまたま動画サイトで見たプロ野球の伝説的左腕・江夏豊さん(72)に憧れている。「打たせたくない。絶対におさえる」という江夏さんのバッターに対する気持ちを尊敬している。変化球が得意で、普段から投球の幅を広げるため努力を続ける。山口大会後に練習したツーシームにも手応えを得た。 好きな食べ物は焼き肉。中国大会が終わってから、チーム一同でバーベキューをしたのが良い思い出だ。また、みんなで焼き肉を食べられるのを楽しみにしている。 ◇捕手4番 チームの軸 守優雅(もりまさみ)選手(2年) 今年は1年生が主体の若いチーム。その中で捕手と4番を務め、チームの軸となって引っ張る2年生だ。大切にしているのは、よく周りを見ること。チームスポーツゆえに、自分以外の人のための行動ができるようにと心掛けている。 野球を始めたきっかけは三つ上の兄の影響。みんなでやるのが楽しく、小学1年のころから続けている。下関国際に入ったのは、チーム一丸となって守備に臨み、攻撃につなげるところにひかれたからだ。進路に迷っている時、センバツでの下関国際の躍進を見て、自分もここで野球をしたいと思った。 食事の時には、よくテレビのニュース番組を見るといい、休みの日は体を休めるか自主練習に励む。 〔山口版〕