「女性グループの復活」「お笑い事務所も兼任」も?ジャニーズ新会社がこれから始めること
女性タレントの「復活」!?
妄想のひとつとして、女性タレントの所属という可能性だってある。 「かつて女性タレントが所属していた時代もあったことは知識として知っている人は少なくないかと思いますが、再び女性タレントが誕生したら、それこそ大きな話題を集めることは間違いないですよね(笑)」 たとえば’78年にフジテレビで放送された女子野球番組の企画と連動し結成され、シングル『ザ・ベースボール』をリリースするなどした女子3人組スリーヤンキース(野球関連なところに旧ジャニーズらしさを感じる)、’84年にデビューした3人組、オレンジ・シスターズ(本グループが現在まで最後の女性タレントとなっている)という女性グループがかつて存在した。 ちなみに旧ジャニーズ事務所の女性タレント第1号は、’68年のミス・ユニバース日本代表だった飯野矢住代。さらに’70年のミス・ユニバース日本代表・嶋田ジュン。元「JOHNNYS’ ジュニア・スペシャル」のメンバーも含めた男女混成の5人組・VIP。そして、『3年B組金八先生』にも生徒役で出演していた藤島ジュリー景子。意外に(?)女性ジャニーズは過去に存在したのである。 「NHKBSで放送されていた『ザ少年倶楽部』の後継番組として発表された『ニュージェネ!』。少年倶楽部はこれまでジャニーズJr.を中心にジャニーズタレントだけが出演していたわけですが(ゲスト出演者をのぞく)、NHKは女性アイドルやアーティストも出演する番組だと発表しました。 この女性アイドル枠に、自社発の新たな女性アイドルグループを送り出すことだってあるかもしれません」 『ニュージェネ!』の発表の際、女性アイドルとの共演を気にするファンも多く見られたが、かつて存在したとはいえ、自社タレントに女性がいるとなると、ファンの心配もさらに増してしまうだろうか。 ◆「eスポーツ」や「ユーチューバー」、「お笑い芸人」所属の可能性も? 女性タレントの復活は相当ドラスティックな変化となりそうだが、他にもこんな可能性も考えられる。 「A.B.C-Zの河合郁人が12月でグループを脱退し、MCなど個人のタレント業にまい進することを発表しました。 これまで風間俊介や生田斗真など俳優専業の旧ジャニーズはいましたが、個人でのタレント・MC専業はいない気がします。STARTO ENTERTAINMENTではボーイズアイドルとしてではなく、最初から俳優、タレント専業枠での採用だってあるかもしれません。 さらに、Hey! Say! JUMPの山田涼介がゲーム配信者として新たな道を開拓したように、eスポーツやユーチューバーなんかの所属、なんなら新会社発のバーチャルアイドル、Vtuberがデビューすることだってないとはいえません」 グローバル展開に向け、メンバーの国籍などをさらに広げることも積極的に行われることも考えられそうだ。 業務提携や兼任という形だって考えられる。 「たとえば関西ジャニーズJr.のレギュラー番組『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)では、ゲスト出演するお笑い芸人が舌を巻くほどのお笑いのセンスとスキルをもっているメンバーが歴代登場していました。 関西Jr.は松竹座での公演や映画配給など松竹とのつながりも強い存在です。たとえば新会社と松竹芸能との兼任というかたちで、本格的にお笑いに取り組みそのスキルを最大限に活かすことなんかあったら面白いですね」 妄想は尽きないが、新会社STARTO ENTERTAINMENTはどこまでイメージ一新できるのか。今後も見守っていきたい。 取材・文:太田サトル ライター・編集・インタビュアー。学生時代よりライター活動を開始、現在はウェブや雑誌などで主にエンタメ系記事やインタビューなどを執筆。
FRIDAYデジタル