【紅麹 広がる影響】腎疾患などで新たに20人が入院と判明 入院者数計26人、通院合わせて健康被害は現状33人
小林製薬が、紅麹を使用した製品から健康被害が相次ぎ、自主回収している問題で、同社は25日午後、事態を明らかにした22日以降に把握した入院例が20件あり、腎疾患などで入院した人は、計26人になったと発表しました。 【画像を見る】「紅麹コレステヘルプ」など自主回収の対象品をすべて見る 同名で「回収の非対象品」もある 通院者については22日の会見で7人いると発表していますが、現在、通院者の新たに把握した人の数は精査中だということです。
小林製薬の紅麹を原料にした、別の企業の製品で自主回収がはじまっているケースが増えています。 小林製薬はきょう、企業向けに販売している原料の詳細も明らかにしました。 2023年に製造した総量は18.5トンで、そのうち社内の「紅麹コレステヘルプ」等に使ったものが2.4トン、企業向けが16.1トンありました。 企業向けの16.1トンのうち、「紅麹コレステヘルプ」に使ったのと同じサプリメントなどの原料、(一部に想定外の成分が含まれていたもの)が6.9トン いっぽう、残りの9.2トンは、食品の着色や風味付けなどに使われていて、今回の原因とみられる「想定外の成分が含まれていない」ことが確認されているといいうことです。