NEWS手越、サッカー愛伝わってる?スポーツ番組出演タレントに必要な要素
友達アピール不要 競技への愛とアスリートへのリスペクトが必要
「厳しい意見が出る背景には、スキャンダル報道のみならず、スポーツ番組にジャニーズタレントを起用することへのアレルギーというか、ウンザリ感があるんです。たとえば、テレ朝でサッカー中継のプレゼンターに就任した関ジャニ∞の村上信五にも視聴者からは厳しい声が上がっています」と指摘するのは、スポーツ紙の50代男性記者だ。 もともとテレビ朝日のサッカーといえば、かつては2005年から元SMAPの香取慎吾が日本代表の応援団長を務め、その間の代表チームの不敗神話(香取が生観戦した試合では負けなし)も手伝って視聴者からも大方、好意的に受け止められていた。しかし2016年のSMAP解散騒動を機に香取は応援団長を辞退、今年5月からは事実上の後継者的ポジションに、サッカー中継プレゼンターの名目で関ジャニ∞の村上信五が就任している。 「村上はフットサルもできる“マジなサッカーファン”といわれますが、以前、ザッケローニ監督の時代に他局の番組で大久保嘉人選手と友人であることをアピールして反感を買ったりした過去もあります。実は手越も過去、ブラジル大会のときに代表選手たちを呼び捨てにしてひんしゅくを買ったことがある。『こんなやつを現地に送るな』などとネットが炎上状態になったんです。ジャニーズタレントの出過ぎはジャニーズにとっても逆効果かもしれません」(前出・スポーツ紙記者) 競技への愛とアスリートへのリスペクトは必須。ジャニーズタレントに限らず、こうしたスポーツ番組の主役はあくまでも選手たちであって、タレントが前に出過ぎると不快に感じる視聴者もいるだろう。また、知ったかぶりはもちろん、選手の名前を間違えたり、競技の知識がないのも大問題だ。 大事なW杯初戦で、圧倒的不利といわれていた下馬評を覆し、南米の強豪コロンビアを下した日本。グループステージ突破の可能性に、やっとひとすじの光が射した形ではあるが、残る2試合、セネガル戦とポーランド戦はより厳しい試合になるのは必至。芸能的には、この晴れの舞台に華を添えるタレントたちがどこまで視聴者に寄り添い、存在価値を納得させることができるかも、ある意味、見どころと言えそうだ。 (取材・文:志和浩司)