秋野暢子（2023年7月撮影）

　女優の秋野暢子（67）が13日、フジテレビ系「ぽかぽか」（月～金曜午前11時50分）に出演。昭和ドラマの裏話について語った。 　秋野は「○○っぽい」をテーマにゲスト深掘りする「ぽいぽいトーク」に登場。「今だから笑える昭和ドラマの裏話あるっぽい」とのテーマに「○」の札を挙げた。秋野は1976年（昭51）に放送されたTBS系テレビドラマ「赤い運命」で元歌手の山口百恵さんと共演した。 　秋野は当時の役柄について「百恵ちゃんをすっごいいじめる役だったの」といい「当時は役者と役柄がみんな渾然一体としていた」と振り返った。「めちゃくちゃ嫌な女だと思われていた」と話し「ファンレターとかカミソリ入っていた。役なのに。あとね子どもに石投げられた。百恵ちゃんをいじめるなって。あと市場に母が買い物に行っても売ってもらえなかった。あんな子供を育ててって言われて。めちゃくちゃみなさん私のこと意地悪だと思っていた」と回想。 　その上で、中国でも「赤いシリーズ」が放送されたといい「すごい人気だったんですって。私中国に仕事で行く予定があって。そうしたら中国大使館から『来ない方がいいって。今きたらあなたロクなことにならない』って」と驚きのエピソードを披露した。 　MCのフリーアナウンサー神田愛花から「辞めちゃいたいと思ったことは」と問われ「16くらいだったから傷ついたりもしたんだけど、三國連太郎さんが私のお父さんの役で、彼が殺人犯の役でめちゃくちゃヒールだった。お互いヒールの役だったから『今苦しいと思うけどヒールはヒールをやり切らないとダメなんだよ。がんばれ』って励まして頂いた。で、なんかちょっと振り切れたかな」と懐かしんだ。 　続けて山口百恵さんについては「すごい仲良しだったから、一緒に終わってご飯食べに行ったり、いろいろなことしてた」と語った。当時の雑誌の取材などで、2人は席を離されていたといい「いじわるで仲悪いイメージだから仲良くしちゃダメだって。それぐらい徹底していたんだよね。極端だけどそれだけ視聴率も良かったしね」と話した。