【3連勝で首位キープの清水、今年こそJ1昇格できるのか(2)】乾依存脱却を可能にする選手層と圧倒的走力。悲願の復帰に向けてトレーニングに組み込む“素走り”の意味
今季の清水エスパルスを見ていて、1つ気づくのは、秋葉忠宏監督が頻繁に攻撃陣の構成を変えていることだ。 ■【動画】J2清水所属の17歳が、Jリーグの舞台で相手DFを股抜きでかわしてゴール決めた! 衝撃の初得点!■ 開幕当初はやはり乾貴士、カルリーリョス・ジュニオ、北川の昨季からの主力に頼っている印象が強かった。しかし、第3節でVファーレン長崎に苦杯を喫した後、新戦力のルーカス・ブラガを先発起用。そこまで先発起用していた松崎快をサブに回し、千葉寛汰や西原ら若手もジョーカーで起用しながら、攻めに厚みをもたらそうと試みたのだ。 そして第7節のモンテディオ山形戦で乾と北川が揃って欠場すると、高卒ルーキーの郡司璃来をFWのスタメンに抜擢。そこまで出番が少なかった白崎凌兵も2列目に起用するというチャレンジに打って出る。このメンバー構成では結果が出なかったが、続く徳島ヴォルティス戦では千葉と西原を先発起用。ボランチの中村も一列前に上げて使うといった模索を続けたのである。
■矢島慎也の復調という好材料
この時点ではまだ首位に辿り着いていなかったが、新戦力・矢島慎也の復調という好材料がチームをさらに押し上げた。2016年リオデジャネイロ五輪で指揮官と共闘した30歳の経験豊富なアタッカーが徳島戦からベンチ入りすると、第9節・ヴァンフォーレ甲府戦では2列目左で先発。今回のベガルタ仙台戦もそうだったが、矢島が中に絞ることで左サイドバック(SB)の山原怜音を高い位置に押し上げ、攻撃に厚みをもたらすという効果が如実に表れ始めたのだ。 「監督は『誰が出てもその人がうまくやってくれる』と思って送り出しているので、出た人間としては期待に応えなきゃいけない。僕が左に入れば中に絞りますし、カルリーニョスが左だったら外に張る。そうなったらトップ下の人間がフラフラしながらスペースを使いながらゴールに迫っていく必要がある。 このようにチームとしての狙いとか大枠はありますけど、プラスアルファで自分たちで判断していいと言われている。自分としては力を出しやすい環境だと思います」 矢島は前向きにコメントしていたが、複数の組み合わせがうまく機能するようになれば、乾やカルリーニョスらに依存しないチーム作りができる。実際、乾は今季11試合中3試合に欠場しているが、35歳になった大黒柱にフルシーズン頼り続けるわけにはいかない。そのあたりの解決策を秋葉監督なりに探し続けているのが現状なのだろう。今は成果が少しずつ出始めていると言っていい。
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