宗像の冷凍食品メーカー「キューレイ」が子ども食堂に冷凍食品寄付
冷凍食品メーカー「キューレイ」(宗像市王丸)が12月21日、子ども食堂「あったかの日」に冷凍食品を寄付した。(宗像経済新聞) 【写真】ニチレイフーズの吉野達也さん(右から2番目)、子ども食堂を主催する日の里地区コミュニティ運営協議会会長の古後澄雄さん(右) 「あったかの日」は日の里団地集会所(日の里5)で毎月1回開催している。今回寄付された冷凍食品は、メーカーの出荷単位に満たない端数の正規商品で、品質に問題がないにもかかわらず出荷できない商品。「キューレイ」の親会社「ニチレイ」のハミダス推進部長の吉野達也さんは「今年6月、食を通じた地域活性化に関する連携協定を宗像市と締結し、環境型ふるさと納税の返礼品に半端品を提供した。それでも半端品はゼロにはならないので、課題が残っていた」と話す。 吉野さんは「ニチレイフーズでは経営層と従業員の対話の場『あぐら』を定期的に開き、毎回10人前後で意見交換をしている。その中で『子ども食堂へ半端品を寄付したい』との声が従業員から出た」と話す。 子ども食堂にはこの日、約40人が参加。カレーライス、フルーツポンチのほか、「キューレイ」が寄付した「たいやき」「今川焼き」が出された。参加した子どもたちは「自然解凍で食べられると聞いて温めなくても大丈夫かなと思ったが、実際に食べたらおいしかった」「いつもよりメニューが豪華になってうれしい」などと話し、笑顔を見せていた。 吉野さんは「地元の子どもたちに喜んでもらえてうれしい。子どもたちがたくさん集まり、とても温かい雰囲気なので、他の従業員たちにもぜひこの光景を見せたい。会社としても地域活動の一つにしたい」と話す。
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