カブスの今永昇太投手（ＡＰ）

◆米大リーグ　カブス―フィリーズ（３日、米イリノイ州シカゴ＝リグレーフィールド） 　今永昇太投手が、８勝目を掛けて先発するナ・リーグ東地区１位のフィリーズ戦の試合前に、カブスのカウンセル監督が試合前にメディア対応。１６日（日本時間１７日）に、テキサス州アーリントンンで開催される第９４回オールスター戦に、今永の初出場を猛烈にプッシュした。 　「チームには（選出に）相応しい選手が数人いる。昇太のケースは、数字（７勝２敗、防御率３・０７）が物語っている。彼は素晴らしい登板を重ねてきたし、そのピッチングを見るのは、楽しい。彼は、苦戦した２試合以外の、投げた試合で常に我々に勝つチャンスを与えてくれているし、力強いパフォーマンスをみせている。それは（選考に）影響するはずだ」 　７勝は試合前の時点で７勝はリーグ１０位タイ。指揮官が力説したのは、投げた１５試合のうち１２試合でチームが勝利と、勝ちに導く先発の役割を果たしていること。チームはこの日で８６試合目で、今永の投球イニング数はここまで８５イニング。１回以上を投げれば、再び規定投球回に到達する。 　借金８のカブス。野手陣は、試合前にフリー打撃練習をせず、フィールドで円陣になって座り、青空ミーティングを行った。前日に１１号３ランを放った鈴木誠也外野手は「早い段階でピッチャーを助けられればいいと思います」と、援護を誓っていた。 　投手の選考は選手間投票及び、大リーグ機構の推薦で決まる。発表は１４日（日本時間１５日）。先発投手の発表は、前日１５日（同１６日）だ。選考近づく中の好投で、選出に猛アピールしたい。