【ここどこ?】昭和にあった「ホリディ広場」ヒントは安心堂と青葉ビルの文字・静岡市
ヒント1 「安心堂」の看板がある商店街
大森アナウンサーがピンときた場所に行ってみましょう。そこは静岡市の中心市街地「青葉シンボルロード」でした。 テレビ静岡・大森アナ: 安心堂と言えばここです。映像に映っている安心堂の看板は今はありませんが、建物の窓の形がいっしょなんです 現在も角の建物には宝飾店の「安心堂」が入っています。角がカーブになった建物、そのカーブの2階部分にはまった3つの窓枠。 テレビ静岡・大森アナ: その向かいの建物の看板には「や」の文字だけが見えていますが、この位置に現在あるのが「ふしみや」です。やの字体が画像にそっくりじゃないですか。 安心堂の建物などを手がかりに撮影場所は、青葉シンボルロードから南を向いて、呉服町通り商店街を撮影していたと確定しました。
ヒント2「青葉ビル」の建物
次に昔の映像に一瞬だけ映っていた「青葉ビル」を探します。しかし、どこを見てもそのような看板は見当たりません。もうこのビルはないのかと思ったその時、1階にマクドナルドが入るビルの形状が同じだということがわかりました。 そのビルにある河内屋履物店の店主・桜井靖臣さんに話を聞いてみました。 河内屋履物店・桜井靖臣さん: うん、これはマクドナルドが1階にあるこのビルだと思います。角の部分だけ青葉ビルと言ったんです 「青葉ビル」というのは建物全体の名前ではなく、当時の所有者がつけた“あだ名”のようなものなんだとか。 河内屋履物店・桜井靖臣さん: 今は若干空き店舗がありますが、当時は考えられません。年末は通りの真ん中へ出ると、駅の方見ても人がいっぱいで何も見えないような状況でした
ヒント3 木製ベンチはどこに?
最後の手がかり、みんなで作っていた「木製ベンチ」について質問をすると、この辺りの歴史に詳しい静岡呉服町名店街の理事長・中村陽史さんを紹介してくれました。 中村さんがベンチが設置されていた場所まで連れて行ってくれます。それは青葉シンボルロードの呉服町通りが交差した地点からすぐ最初の区画でした。 木製のベンチが設置される少し前から円形のモニュメントがありましたが、大道芸などのイベントを行いやすいように撤去され、さまざまな目的で使えるスペースになったそうです。
ホリディ広場の正体
最後に「ホリディ広場の看板」に関する記憶もあるということで、話を聞きました。 静岡呉服町名店街・中村陽史 理事長: 昔は歩行者天国ではなくて「ホリディ広場」と言っていました。ホリディ=お休みの日です 現在の青葉シンボルロード周辺で歩行者天国が始まったのは1970年。当時は正式名称が決まっておらず、「ホリディ広場」や「コミュニティプラザ」と呼ばれていたそうです。この呼び方を覚えている静岡市民もいるのでは? テレビ局に眠っていた映像を調べると、当時の活気や街中の熱気が伝わってきました。 (テレしずWasabeeより)
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