「ロマンシング佐賀」10周年 現地で体験した「ゲームと現実世界」の見事なコラボとは?
貴重な開発資料も含めた展示内容
コラボレーション以外にも、これまでのイメージイラストの原画や、開発資料の一部も展示され、全て写真撮影が可能となっており、熱いファンにはたまらない展示会となっています。 展示以外には今年8月30日~9月1日に開催された「ロマンシング佐賀TOKYO」で好評だった「コラボ名刺」の配布も行われています。 セレモニー後には河津氏、市川プロデューサー、タイトルやゲーム内のロゴを手掛ける江島史織氏によるコラボ名刺が手渡しされるグリーティングが行われ、会場内外は終始熱気に包まれていました。 ●多くのファンと共に築き上げた10年の歴史
10周年を記念するポスターは、ファンからの応募された写真を元に作成され、応募された写真の一部は会場内に「冒険者たちの軌跡」として展示されています。 マンホールや列車の写真が多く見られますが、マンホール県内にはなんと30箇所に設置されており、ラッピング列車は全16車両に展開されており、広域のため1日ですべてを訪れるのは簡単ではありません。
ラッピング列車全16車両は左右で柄が異なるなど、現地在住の方でも全て見るのはなかなか大変だそうです。 一度訪れた人には、応募された写真は懐かしい気持ちに、初めて訪れる人にはコラボレーションの多彩さに驚くのではないでしょうか。 ●“冒険はいつだって思いのままに” 「フリーシナリオ」ならではの楽しみ方も
セレモニー会場である佐賀県立博物館から駅方面に向かいながら、筆者もウオーキングラリーに参加しました。 ラリーのチェックインポイントとなる場所には、コラボマンホールが設置されています(一部地域を除く)。 コラボマンホールを探していると、「コラボマンホールならこちらですよ!」と道行く方から声をかけられたり、写真を撮っていると、「もしかしてセレモニー参加された方ですか、どうでしたか?」 と尋ねられる場面もありました。さながらRPGの世界の中にいるかのような感覚です。 一方、佐賀駅、唐津駅では「サガ」の音楽が発着メロディに採用され、多くの駅にはキャラクターが施されたベンチ、駅標が設置され日常に溶け込んでいる様子が見られました。一過性で終わらない、「当たり前の風景」としてコラボが存在することに驚きました。 今年2024年は各地のウオーキングラリーイベントに加え、今年は「列車ラリー」も追加され、コラボイベントの「やり込み度」もグンとあがりました。 「サガ」コラボ体験に熱中するなかでも、気が付けば佐賀県の魅力を発見して足を止める場面が多くあり、ゲームと現実世界の見事な融合を体験できるイベントでした。 ●「ロマンシング佐賀2024」 2025年1月19日(日)まで佐賀県立博物館で企画展が開催中。佐賀駅北エリアの「ロマンシング佐賀ストリート」ではコラボメニューが提供され、ほかにも、JR唐津線・筑肥線「ロマ佐賀列車ラリーリベンジオブザセブン」、「ロマンシング佐賀10周年 記念切手」などさまざまな催しが行われています。 佐賀県内各地のコラボイベントは2025年3月23日(日)まで開催予定。詳細は佐賀県立博物館やロマンシング佐賀10周年のXアカウント(@romasaga_pref)をご確認ください。
マグミクス編集部