松山商、今治西、済美、宇和島東…野球の“名将”に感謝状贈呈 少年野球からシニアまで【愛媛】
高校野球をはじめとして全国の野球史を彩ってきた愛媛の「名将」たち。 その功績を称えるとともに、野球文化を後世につなげていこうと県が感謝状を贈呈しました。 きょう県庁で行われた「えひめ野球偉人顕彰」の感謝状贈呈式には、高校野球のほか少年野球や社会人野球などでチームを優勝に導いた指導者らが出席しました。 この表彰式は、愛媛の野球文化の発展を目指して今回初めて実施され、各世代の全国大会でチームをベスト8以上に導いた指導者109人(出席18人)が受賞しました。 式では、中村知事が「輝かしい歴史を次の世代へ引継ぎ、『野球王国』復活の希望となれば」と受賞者の功績を称え、出席者に感謝状が贈られました。
式に出席した高校硬式野球関係の感謝状受賞者は、 ▼一色俊作氏(代理:一色敏徳氏、1969年松山商で夏の甲子園優勝など) ▼大野康哉氏(2007年今治西で国体優勝など) ▼窪田欣也氏(1986年松山商で夏の甲子園準優勝など) ▼澤田勝彦氏(1996年松山商で夏の甲子園優勝など) ▼重澤和史氏(2002年川之江で国体優勝など) ▼上甲正典氏(代理:上甲夕美枝氏、宇和島東と済美で春の甲子園優勝など) ▼矢野正昭氏(代理:中村拓氏、1981年今治西で国体優勝など) 県野球連盟、四国地区大学野球連盟、県高野連、県中体連、県軟式野球連盟の5団体が指定する大会の全国大会で準優勝以上の成績を収めた指導者が出席しました。
受賞者を代表して、1996年に松山商を率いて夏の甲子園を優勝に導いた澤田勝彦さんが「日頃より地域の野球を盛り上げ、支えていただいた関係者の方々の賜物。この賞を励みと誇りとして、この先も野球王国の名に恥じぬよう発展のために尽力します」と挨拶。 また贈呈式後、1988年に宇和島東で、2004年に済美で春の甲子園優勝を果たした上甲正典さんの娘・夕美枝さんは、「ちょうど父が亡くなって10年になる。いまだに父の名前を取り上げてもらい、家族としては考えられないようなすごい父なんだなと改めて思います。生きていればすごく喜んだはず」と語っていました。