桜島が爆発、鹿児島市街地など広範囲に降灰 傘やタオルで灰を避け…市民ため息
13日午後0時42分ごろ、桜島の南岳山頂火口で爆発があり、噴煙が高さ1400メートルまで上がった。噴煙量は中量。北西方向に流れ、鹿児島市街地など広い範囲が降灰に見舞われた。爆発は11日以来で、今年32回目。 【写真】車のフロントガラスに積もった桜島の火山灰=13日、鹿児島市南林寺町(画像は一部加工してあります)
天文館地区では日傘を差したり、新聞紙を頭上に広げたりしながら灰を避ける人の姿が見られた。同市南林寺町のトヨタカローラ鹿児島城南店、中島睦海販売課長は「毎朝、車を拭き上げているがこれほど積もったのは久しぶり。水で流す必要があり、手間がかかる」とため息を漏らした。 鹿児島地方気象台によると、大きな噴石が5合目(火口から千~1300メートル)まで飛散した。午後1時44分ごろには噴火もあった。噴火警戒レベルは3(入山規制)を継続している。
南日本新聞 | 鹿児島