アカウント乗っ取り詐欺、男2人に懲役3年求刑 佐賀地裁公判
オンラインゲームのアカウントの売買仲介サイトに他人に成り済ましてアクセスし、利益を得たとして、電子計算機使用詐欺などの罪に問われた20歳の男2人の公判が9日、佐賀地裁(松村一成裁判官)であった。検察側はそれぞれ懲役3年、罰金30万円を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。 検察側は論告などで、フィッシングサイトを通じて入手した情報で他人のアカウントを乗っ取り、架空の取引を行っていたことを示し、「不正に金銭を稼ぐ目的で安易に犯行を繰り返した」と強調した。 起訴状などによると、共謀して2023年3~5月、ゲームアカウントの売買仲介サイトで、佐賀市の20代男性などのアカウントに不正アクセスし、売上金をだまし取ったとしている。