【ビギナーにおすすめ】バイクの外装素材はいったい何が使われているのか。簡単に紹介!
今回の記事では有名どころの素材に関して紹介しています。 また、作成に当たっての趣旨としては素材に関して、『FRPってなに!?』『ゲルコートってなに!?』といった、ビギナーの方に向けて大分細かい所を端折った説明となっています。 素材に関して簡単な特徴のみを書かせていただきましたのでぜひチェックしてみてください。 読み終わる頃には、なんとなーく外装素材に関する知識がついているはずです! ※知識を蓄えた方々からしたら説明が足らない!など至らぬ点が多いかもしれませんが、温かい目で見ていただけますと幸いです。 【画像】グラスファイバー、ゲルコート、PP樹脂…外装を素材別に見る(11枚)
FRPの意味合いは広い
FRP(強化繊維プラスチック) まずFRP(Fiber Reinforced Plastics)で知っておいていただきたいのは、FRPの意味合いは広いということです。 こちらは大まかにいうと〇〇繊維を〇〇樹脂で強化してつくったものと認識もらうのがいいかと思います。 非常に多数の外装パーツに使われており、とても強度があり、とても軽量なことが特徴です。 カーボン繊維を使うCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)やガラス繊維を使うGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastic)が非常に有名どころです。 それでは早速、有名どころのカーボン繊維とガラス繊維を使った2種類のFRPをご紹介していきます。 ────────── カーボン繊維はFRPを知るうえで必須 ────────── 外装でよく耳にするカーボン製とは強化繊維プラスチックとカーボン繊維を合わせて作られたもので、CFRPと呼びます。 このCFRPにもすごく大きく分けて2つほどポイントがあるのでご紹介します! ■綾織・平織・開繊 綾織カーボンや平織カーボンをよく耳にします。 これらは多少強度に違いがあれど機能面はほぼほぼ同じです。 カーボン繊維を織り込む際にどの柄で織り込むかの違いなので、好きな柄を選ぶのが一番だと思います! ■ウェットカーボンとドライカーボン カーボンというとウェットカーボンとドライカーボンが存在します。 この2つの違う点は製法が違いますが、製法を説明し始めると難しくなってくるのでここでは控えます! なので一言で簡単に二つを紹介すると… ウェットカーボンの強度はFRP並みだが比較的安価。 ドライカーボンはFRP以上に軽くて強度があるが比較的高価。 ────────── ガラス繊維は万能な補強材 ────────── こちらもFRPと関係性が深いものです! FRPを作るうえでよく使われています。 ガラス繊維は文字通り、ガラスの細かい繊維です。 覚えておいてほしいポイントをご紹介します!! ■グラスファイバー ガラスの細かい繊維を糊で固めて薄いシート状にしたやつをFRPに敷いて強度を高める使い方などされています。 つまりFRPの強度を増すためによくよく使われている素材なんです! グラスファイバーを入れてFRPからGFRPになります。 グラスファイバーは一言で覚えるなら補強材! しかし製品の素材表記などでグラスファイバーが使われていてもGFRPではなくFRP表記になっていることもたびたびあります。 ちなみに余談ですが、骨折したときのギプスなどにもグラスファイバーが使われています! ■+α ゲルコートについて 黒ゲル・白ゲル等でお馴染みのゲルコートについてです。 まず大前提として分かっておいていただきたいのは、ゲルコートは塗装ではありません。 役割は表面を滑らかにすることです。つまりコーティングです。 もっと細かくいうと色々ありますが、本記事ではゲルコートは塗装ではなくコーティング。塗装されることを前提としている。と大まかに理解していただけたらうれしいです! 以上カーボン繊維とガラス繊維がFRPどういう関係なのか。+ゲルコートとは。でした!なんとなーくわかっていただけたら幸いです!