バスケB2ライジングゼファー福岡のジョシュア・スミス、力士顔負けの巨体…「ゴール下は九州場所」と紹介
「ゴール下は九州場所」。バスケットボール・Bリーグの公式サイトで、そんなキャッチフレーズで紹介されるのが、B2・ライジングゼファー福岡に今季加入したジョシュア・スミス(32)だ。クラブの発表で身長2メートル10、体重138キロと力士顔負けの巨体を誇る米国出身のセンターは、「最高のプレーを披露し、チームに貢献したい」と意気込んでいる。 【写真】「バスケ熱」弾む福岡県、飯塚カップには多くの観客が詰めかけた(4月20日、福岡県飯塚市で)
ゴール下での存在感は抜群だ。攻撃ではマークをものともしないフィジカルの強さで得点を量産。守備ではブロックする際に、シュートを試みた選手ごとはたき落とすシーンを見せた。
2017年に来日し、B1の3クラブでプレーしてきた。福岡の新指揮官となった浜口炎ヘッドコーチ(HC)が旧知の仲だったことなどから移籍を決断。浜口HCは「本来はB2に来るレベルの選手じゃない。大黒柱的な選手がいることでチームが良くなる」と信頼を寄せる。
全力疾走する姿こそ見せないスミスだが、ゴール下の競り合いの際など一瞬のスピードは鋭い。チームメートの谷口光貴は「僕たちの倍ほどの体重であれだけアグレッシブに動くのは、簡単にできることではない」と驚く。
1日の試合では右足首を痛めながらコートに立ち続け、チームの88点中36点を挙げて勝利に貢献した。精神的にもタフなビッグマンが、B1昇格に向けてクラブを引っ張りそうだ。