【RWS】吉成名高は戦いたかった3人のうちの1人ラックと防衛戦「Sフライで自分が1番強い」
ムエタイの「第4回RWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)日本大会」(12月1日、神奈川・横浜大さん橋ホール)のカード発表会見が24日、横浜市内で行われた。 ムエタイ界の至宝、ラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者の吉成名高(23=エイワスポーツジム)は、対戦を熱望していた元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級(108ポンド=約48・98キロ)王者、元チャンネル7ボクシングスタジアム115ポンド(約52・16キロ)王者のラック・エラワン(23=タイ)との対戦が決定した。 ラックは直近ではONEフライデーファイツ(FF)でのオープンフィンガーグローブ・ムエタイに出場し、4勝3敗の成績だが、KO負けはなし。通常のグローブでのムエタイではここ2年間負けていないという強豪だ。 会見に出席した吉成は「僕的にはグローブの純ムエタイのラック選手が1番強いと思っているので。そのルールで戦えることを本当にうれしく思っています。スーパーフライ級で自分が1番強いと思っているので、ラック選手相手でも自分のスタイルを貫いて、必ず自分がKOして、大会をメインでしっかり締めたいと思いますので応援よろしくお願いします」と宣言した。 吉成はラックの印象について「もともと5、6年くらい前からトップ戦線でずっとやっている選手で、当時は左ミドルだったり首相撲、ヒザ、ヒジ全部できるオールラウンダーの選手かなと思っていたんですけど、最近はONEチャンピオンシップの試合を見ると結構パンチに自信をつけてきたかなという印象があって。でも自分はどの局面になっても上回れる自信があるので。一発の打撃の威力は多分ラック選手の方があると思うんですけど、タイミングだったり技の切れは僕の方があると思っているので、それを駆使してKOしたいなと思います」とKOを約束した。 ラックは吉成にとって試合をしたかった3人のうちの1人。他の2人は、ダイレクトリマッチで松田龍聖からベルトを取り戻した現ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者クンスックレックと、元同級王者で石井一成に2度勝利(1度は今年7月のRWS日本大会で)しているパントーだという。 〈発表対戦カード〉 ▼ラジャダムナンスタジアム認定スパーフライ級(52・16キロ)王座戦3分5R 王者・吉成名高(エイワスポーツジム) VS 挑戦者ラック・エラワン(タイ) ▼スーパーライト級(63・5キロ)3分3R 大和哲也(大和キックボクシングジム) VS ザ・スター・ペットキアペット(タイ) ▼フライ級(50・8キロ)3分3R 奥脇竜哉(エイワスポーツジム) VS カムパントーン・チョーハーパヤック(タイ) ▼フェザー級(57・15キロ)3分3R 品川朝陽(エイワスポーツジム) VS カルロス・セブンムエタイジム(スペイン) ▼バンタム級(53・5キロ)3分3R 松田龍聖(大原道場) VS ゴッダオ・ペットソンヌーン(タイ) ▼103ポンド(約46・72キロ)契約2分3R 伊藤紗弥(尚武会) VS モンクペット・ペットプラオファー(タイ) ▼バンタム級(53・5キロ)2分3R カラケッド・クルンダム・コマンドジム(タイ) VS NA☆NA(エスジム) ▼46キロ契約2分3R 藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム) VS MIREY(WSR三ノ輪) ▼53キロ契約3分3R 渡部隼(尚武会) VS キリョウ・シリラックムエタイ(シリラックジャパンムエタイジム)