バイデン氏、移民の入国抑制へ方針転換 トランプ氏との大統領選控え
バイデン米大統領は4日、メキシコ国境からの移民の入国を厳しく制限する大統領令を発表した。移民に比較的寛容な姿勢を示してきた民主党政権だが、大統領選を前に方針転換を迫られた。 【写真】移民を憂い始めた移民の街 支援の動き鈍く、トランプ氏なお過激に 移民問題は大統領選の最も重要な争点のひとつだ。トランプ前大統領は移民への強硬策を掲げて支持を広げ、大統領に就任後は国境に「壁」を建てる政策を進めた。2021年にバイデン政権が発足すると、移民に寛容なイメージも手伝って米国を目指す移民が急増。トランプ氏の厳しい移民政策を批判してきたバイデン氏だが、移民の増加に伴う国内の不満を抑えきれなくなっている。
朝日新聞社