車の排気量ごとの「税金」はどれくらい違う?新車で「アルファード」と「ヤリス」を購入する場合の自動車税を考えてみた
車は車両の価格やガソリン代だけでなく毎年の税金も考える必要があります。毎年納付が求められる自動車税は排気量ごとに税額が異なるため、車の購入時は排気量のチェックが欠かせません。 今回は自動車税の概要や実際に車の排気量ごとにどれぐらい自動車税がかかるかを紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車の排気量ごとに税金は違う
ここではまず自動車税について概要を解説します。 ■自動車税とは? 自動車税は毎年4月1日時点に登録されている車の所有者が支払う税金です。この税金は、地方税であり、道府県に納めるものです。なお、軽自動車の場合は税金を市町村に納めるものです。納付先が違うため注意が必要です。 ■自動車税の具体的な金額 自動車税の具体的な税額は排気量ごとに異なります。下記に排気量ごとの自動車税を記載しています。なお、今回紹介するのは自家用車の税額です。 表1
※国土交通省「自動車税 税額表」を基に筆者作成 上記の表から排気量ごとに大きく金額が異なると分かります。 ■環境に配慮された車は特別措置がある 自動車税には特例措置もいくつか設けられています。環境に配慮した電気自動車や燃料電池自動車の場合、かつ条件に該当する場合は軽課として、自動車税を25~50%程度軽減できます。一方で、車齢11年を超えるディーゼル車や車齢13年を超えるガソリン車の場合は、環境負荷の観点から10%の重課です。 さらに、2023年4月1日~2026年3月31日までに電気自動車や燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車などを新車新規登録した場合に、翌年度分の自動車税が75%軽減される措置も設けられています。
新車でアルファードとヤリスを購入する自動車税を考えてみた
ここからは具体的な車種をもとに自動車税をイメージしてみましょう。今回はトヨタのミニバンであるアルファードと、コンパクトカーのヤリスを例に考えます。なお、アルファードは排気量が3.5Lと2.5Lのモデル、ヤリスは1.5Lと1.0Lのモデルで紹介します。 ■アルファードの場合 まずはファミリー層に人気のミニバンであるアルファードの自動車税を確認します。排気量3.5Lの場合、自動車税は自家用で5万8000円です。一方で排気量2.5Lの場合は自家用車で4万5000円です。同じ車種であっても排気量によって自動車税で1万3000円の差が出ることが分かります。 ■ヤリスの場合 次にコンパクトカーの中でも人気が高いヤリスの自動車税を確認します。排気量1.5Lの場合、自動車税は3万4500円です。一方で、1.0Lの場合は2万9500円です。ヤリスにおいても排気量による自動車税の違いは見られ、その差は5000円です。 このように同じ車種であっても排気量によって毎年支払う自動車税が異なります。