中島悠貴選手

　茨城トヨペット（水戸市千波町）が6月27日、硬式野球部の中島悠貴選手が社会人野球都市対抗野球大会の補強選手に初選出されたと発表した。（水戸経済新聞） 【写真】普段は筑西神分店のセールスコンサルタントとして業務にあたる 　同部は日本野球連盟（JABA）所属の社会人野球チーム。2006（平成18）年に創設し、2009（平成21）年に一時休部したが、2018（平成30）年に活動を再開。自動車販売を主業務とする企業の野球部として活動し、所属する全選手がセールスコンサルタントとの二刀流。「茨城トヨペット」広報担当者によると、同社から社会人野球都市対抗野球大会の補強選手が選出されたのは今回が初めてという。 　日本野球連盟は6月17日、第95回都市対抗野球大会の補強選手を発表。中島選手は北関東第一代表チームの「エイジェック」（栃木県）から補強選手に選ばれた。 　「茨城トヨペット」広報担当者によると、中島選手は小学6年生で野球を始め、中学1年生から投手として活躍。社会人1年目に150キロをマークした本格派左腕という。 　6月7日に行われた「第95回都市対抗野球北関東予選」対日立製作所試合では先発投手を務め、日立打線を相手に132球投げて1失点の完投勝利を収めた。 　中島選手は「補強選手として選ばれ大変光栄に思う。日々の仕事や練習での経験を通じて培った技術と精神力をこの大会で最大限に発揮し、チームの勝利に貢献できるよう全力を尽くしたい。自分の強みであるスピードボールを生かして、チームに新たな力を提供したい」と意気込む。 　茨城トヨペットの常連客からは「担当セールスが選ばれてうれしい。東京ドームでも活躍を願っている」との声が寄せられているという。、同社社員は「会社の代表として、思う存分プレーを楽しんできてほしい」とエールを送る。 　エイジェック初戦は7月24日、第3試合で5年ぶり33回目出場の日本製鉄瀬戸内と対戦する。