虹色に輝く「謎のシミ」は危険な予兆!? 愛車からの「SOS」サインかも! 地面に垂れた「トラブルの予告」早急に対処すべき理由とは
駐車場でキラキラ光る「謎のシミ」正体は?
舗装された道路や駐車場が雨などで濡れたとき、「虹色に輝くシミ」を目にすることがあります。 キラキラして一見キレイにも思えますが、実はこれは愛車からのSOSサインの可能性もあるため、注意が必要だといいます。 【画像】「えっ…!」 これが2万kmオイル交換せず破損した「エンジン内部」です(14枚)
この虹色のシミの正体は、クルマから流れ出した「オイル」を原因とするものが大半。 路面に広がった雨水などとオイルの油分が混ざりあうことで油膜が発生し、それが光を反射するため虹色に光って見えるのです。 しかしクルマのオイルは通常、各パーツ内部に保たれており、基本的に流出することはありません。 つまり虹色のシミを発見した場合、原因となったクルマのオーナーは早急にオイルが垂れた理由を調べ、状況に応じた対処を行うべきでしょう。 クルマに使用されるオイルには、エンジン内部を循環する「エンジンオイル」や、ブレーキペダルで踏んだ際の圧力を維持する「ブレーキオイル(ブレーキフルード)」、油圧パワーステアリングに用いられる「パワステオイル」、トランスミッションの内部を満たす「ミッションオイル」など、様々な種類が存在します。 そしてこれらのオイルは、パーツの潤滑や冷却、洗浄などの役割のみならず、“油圧”のようにオイル自体が機構を動かす要となる場合もあるため、適正な量を維持するとともに気密性を保たなければならず、よってオイルが外部に流れ出ている場合は危険なトラブルが発生している可能性があるのです。
「虹色のシミ」を駐車場で発見した際の「対処方法」は?
このようなシミを駐車場で発見した際の対処方法について、自動車ディーラーに勤める整備士は以下のように話します。 「クルマの下にオイルのシミを見つけた場合、シミの位置が分かればクルマのどの箇所にトラブルが発生しているのかを推察することが可能です。 例えばフロント側にシミがあればエンジンオイルの漏れを疑い、FR車や4WD車のリア側にあればミッションオイルやデフオイルを疑って調べます」