【DEEP JEWELS】ミルコKO負けを彷彿とさせる危険なダウン──山崎桃子が5連敗中のLIBBYに57秒・衝撃失神KO負け
2024年3月24日(日)東京・ニューピアホールにて『DEEP JEWELS 44』が開催され、第5試合のミクロ級(-44.0kg)で、山崎桃子(坂口道場一族)が1R 57秒・KO負け。初参戦の韓国のLIBBY(SSABI MMA)がプロMMA6目にして初勝利を挙げた。ワンツーの右で失神、足首が折れるように後方に倒れた衝撃動画に、心配の声が寄せられるも、気を取り戻した山崎は再起を報告している。 【写真】失神KOした山崎は起き上がってLIBBYとハグ(KOシーン動画あり) 前田日明主催の『THE OUTSIDER』を経て18年6月にプロデビュー。4勝5敗と負け越している山崎は、アグレッシブな打撃に、組み技も成長させて2023年11月の前戦で2連敗中のこゆきに2R TKO勝ち。今回、初の国際戦に挑む。31歳。 対するLIBBYは、柔術紫帯で当初の報道ではプロデビュー戦とされたが、実際はチョ・ユンビとして、2017年のWardogでも来日。現プロボクサーの赤林檎にストロー級(52.2kg)で判定負けするなど、プロMMAでは5連敗中の37歳。 1R、前に出るLIBBY。左右の打ち合いではLIBBYが右をヒット。 左で差して押し込む山崎に、体を入れ替えたLIBBYは、山崎の右をかわして、返しの左を強振する山崎にカウンターの左フックから右ストレートを当ててダウン奪取! 被弾して目が飛び失神。糸が切れたように後方に倒れた山崎。その右足首はマットに残ったままで、危険な角度でのダウンに、すぐさまレフェリーが試合をストップした。 頭に打突を受けての衝撃で、下半身を残したまま倒れる姿は、日本のファンにとっては、2007年4月の『UFC 70』でミルコ・クロコップがガブリエル・ゴンザーガの右ハイを受けて、右足首をマットに残したまま、捩じるように後方に倒れた姿を思い起こさせるもの。 周囲も心配の面持ちも、山崎は起き上がり、挨拶をかわしてからケージを降りた。 これまでストロー級、アトム級で5連敗。適正階級のミクロ級での試合機会を日本で得たLIBBYは、57秒・衝撃KO勝利を飾ったケージの中で、「初めまして、韓国から来ましたLIBBYです。よろしくお願いします」と日本語で挨拶。続けて韓国語で「おじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんもショックで大変なことになってしまい悲しい日々を送ってきましたが、活躍したいと思っていた日本で勝利ができました。これからもみなさんの応援で頑張っていきたいと思います」と、継続参戦を希望。 敗れた山崎は25日、SNSを更新。「KO敗け。こんな自分を応援してくれている皆さんにこんな情け無いショッキングな姿見せて申し訳ない。また全国に恥を晒してしまった。でもこれが私なんだな、と。今回は私もKOするつもりで勝負しに行った、打ち合いに行った結果です。応援有難う御座いました。またここから」と再起を誓っている。
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