家事・育児に休みナシ…そんな母を感涙させたイヤイヤ期3歳息子の一言
オリジナルの特別な「記念日」ってありますか?
みなさんのおうちに、オリジナルの「記念日」ってありませんか? 結婚記念日とか、誕生日とか、そういうんじゃなくて、我が子、夫、両親、恋人、お友だちから素敵な言葉やリアクションをもらった記念日。具体的に日にちまで覚えていなくても、自分にとっての心に残る記念日のことです。 そう、“「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日”と俵万智さんが歌に詠んだ、あの『サラダ記念日』のような記念日。持っていませんか? 私にはいくつもあります。「はじめての寝がえりの瞬間記念日」「はじめてママと言った記念日」「はじめて立った記念日」「はじめて歩いた記念日」「はじめてママすきと言ってくれた記念日」などなど、数えきれない”はじめて”の瞬間が記念日として残っています。そして、新たに素敵な記念日が加わったのです。 このエピソードはほんの少し前の出来事なのですが、この頃、息子は「野菜」が大嫌いで「みどりの野菜」はほとんど食べませんでした。イヤイヤ期真っ只中の3歳だからなのかもしれませんが、気に入った食材しか食べないという暴挙も繰り返し、食事には本当に困っていました。お気に入りは、「しゃけの切り身」のみ。身をほぐすと白ご飯と一緒に「だいすき♡」と言って、喜んで食べてくれます。そんなこともあって、お出かけの日は、だいすき♡なしゃけのおにぎばかり作っていました。 ある日、いつも通りにキッチンで家事をこなしていると、突然息子が「ボクはしゃけ」「ママはごはん」と言いながら私に抱きついてきたのです!
息子が言ったから今日は「おにぎり記念日」
え!? なになになになに? その後、息子は「おにぎりぃ…♡」と一言。 えぇーー! もううれしすぎて、かわいすぎて、悶絶のうつ子でございます。親バカで申し訳ありませんが、我が子ながら「なんて可愛いことを言うの! あなた、だってしゃけのおにぎりってば、息子がこの世で一番好きなモノものでしょ。それを親子で共演、もう好き♡×100乗ってこと!?」と勝手に解釈し、天を仰ぎたくなりました。寝不足も息子の偏食の悩みも、イヤイヤ期の猛烈な攻撃も一瞬で吹き飛ぶほどの威力が息子の「おにぎりぃ…♡」にはあったのです。 そして、この日は私にとって「サラダ記念日」ならぬ「おにぎり記念日」となったのです。 そんな「おにぎり記念日」のエピソードをXでポストしたところ、なんと3.5万件もの”いいね”を頂き、コメントも150件ほど寄せられました。 ◆『こういう思い出で、これから先の反抗期を乗り越えるのよ』 と先輩からのご助言も…。忘れません。息子が反抗期になった暁にはしっかり思い出します。 ◆『ほっこりしました。おにぎりの具になるなんて、子どもしか思いつきませんね』 いやほんとうに。私も聞いた瞬間驚きでした。汚れた…いや、学びを深めて凝り固まってしまった大人からは想像もできない世界観でございます。取り戻したい、あの頃のピュアハート。 ◆『育児してたらこういう可愛い瞬間ってもうめちゃくちゃあるけど、その瞬間に「わぁ♡可愛い」ってゆっくり味わえないんだよな…。心の余裕がない…』 わかります、めちゃくちゃ、わかります。本当に育児中って心の余裕がなくなりますよね……。子育ての極意とは、いかに心の余裕を保つか次第と言いますか。本当に難しいと感じる毎日です。