福島の山明商事が破産申請準備 飲食業、負債6億6000万円
信用調査会社の帝国データバンク福島支店によると、飲食業の山明商事(福島県福島市)は6月30日付で事業を停止し、破産申請の準備に入った。負債総額は約6億6千万円。 同社は1967年7月創業。75年に居酒屋のフランチャイズに加盟し、2002年2月期は約9億4千万円の売上高を計上した。その後、海鮮料理を中心とした居酒屋や焼き肉店のフランチャイズなども開始し、一時は本県や宮城県で計14店舗を展開していたが、借り入れ負担が重荷となっていた。新型コロナウイルスの感染拡大で業況がさらに悪化し、24年2月期の売上高は約1億7千万円まで落ち込んだ。 コロナ禍以降も集客の回復に難航し、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念した。
福島民友新聞