【速報】奈良県三郷町長 官製談合防止法違反の罪で在宅起訴 大阪地検特捜部 起訴前の取材に町長は不正への関与を否定
奈良県三郷町発注の事業をめぐり、建設業者に情報を漏らし公正な入札を妨害したとして、三郷町の町長や部長らが在宅起訴されました。 大阪地検特捜部に官製談合防止法違反の罪で在宅起訴されたのは、▽奈良県三郷町の町長・森宏範被告(64)▽同町の環境整備部長・水口洋司被告(54)▽同町の都市建設課長・山﨑充弘被告(53)▽建設会社「山岡組」の元代表取締役・山岡告章被告(55)です。(水口被告・山﨑被告・山岡被告の3人は、公契約関係競売入札妨害の罪でも在宅起訴) 森被告は、三郷町発注の工事やリース契約をめぐり2020年10月に行われた一般競争入札に先立ち、町内の建設会社(山岡組とは別の会社)の代表取締役に対し設計金額を教え、公正な入札を妨害した罪に問われています。 水口被告は、三郷町発注の工事をめぐり去年8月と今年6月・今年8月に行われた一般競争入札に先立ち、山岡被告に「山岡組」以外にどの社が技術提案書を提出したかを教え、公正な入札を妨害した罪に問われています。 山﨑被告は、▽町発注の工事をめぐり2021年5月に行われた一般競争入札に先立ち、山岡被告に技術提案書の内容について助言したほか、▽町発注の工事をめぐり去年11月に行われた一般競争入札に先立ち、山岡被告に「山岡組」以外にどの社が技術提案書を提出したかを教え、公正な入札を妨害した罪に問われています。 大阪地検特捜部は森被告ら4人の認否を明らかにしていません。
起訴前の取材に町長 不正への関与は否定
起訴前の今年10月、森被告はMBSの取材に対し、不正への関与を否定していました。 森被告「(聴取を受けている点は)厳しくね、真摯に受け止めて、ちゃんと対応していかないといけないと思っていますから」 MBS記者「入札をめぐる不正に関わってはいないですよね?」 森被告「はい、はい、はい」