【ライブレポート】ビッケブランカ「Knightclub」ハロウィン公演に仮装で登場、最新作を携えて見せた多彩な表現
ビッケブランカの全国ツアー「VK Blanka Hall Tour 2024 - Knightclub -」の東京公演が、10月31日にTOKYO DOME CITY HALLにて開催された。 【ライブ写真】キツネの尻尾を付けたビッケブランカ(全21枚) 9月4日にリリースされた最新アルバム「Knightclub」を携え、全国6都市で開催されている今回のツアー。海外ツアーやドラマ出演などを経て、より多彩な表現力を身に着けたビッケの2024年を象徴するようなパフォーマンスで集まったファンを魅了している。東京公演はハロウィン当日ということもあり、事前に呼びかけられたドレスコード通りに仮装したオーディエンスが多数来場。ビッケ自身は岡崎体育とのコラボ曲「化かしHOUR NIGHT」のミュージックビデオさながらにキツネの耳と尻尾や赤いコンタクトレンズを装着してステージに現れ、バンドメンバーも個性豊かな仮装で集まったファンを楽しませた。 ライブではおなじみの定番曲のほか、「Knightclub」の収録曲もたっぷり披露したビッケ。軽やかにステップを踏みながら届けた「Snake」、深遠な世界へとオーディエンスを引き込んだ「Never Run」、荘厳なハイトーンボーカルとストリングスのハーモニーが印象的な「High Love」、「ヒプノシスマイク」への提供曲をセルフカバーし独自の魅力を付け加えた「Old Rivals」と、ジャンルレスなナンバーを連投して観客を圧倒した。 MCでビッケは繁華街での規制により、ハロウィンの狂騒が落ち着いてきた世の中に触れ「俺たちの時代への逆行の仕方、ヤバいよね(笑)」と、仮装で集まった自分たちや観客を見つめながら苦笑い。「でも誕生日と同じで、年に1回しかないんだから」とこの日のステージの意義を語ってファンを盛り上げた。さらにこの10月にメジャーデビュー8周年を迎えた自らの軌跡を振り返り「いろんなことをやってきたな、と思いますね。そのときやれることを一生懸命やっていたら、こうして毎年幸せな場所に帰ってこられるようになりました」とステージに対する思いを語り「毎年新しいことができて、ライブに来てくれる人が退屈しないようにがんばっていけたら」とさらなる進化を見据えた。 最後のMCでは、12月27日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催予定の恒例ライブ「VK Blanka presents RAINBOW ROAD -號-」に向け「年末をがんばって乗り切って『今年もおつかれ』と集まって、来年もワクワクし続けたいです」とファンの期待を煽る。そして「またすぐに会いましょう!」と再会を誓った。 「Knightclub」ツアーは11月23日の宮城・トークネットホール仙台 大ホール、12月8日の福岡・福岡国際会議場メインホールまで開催。なおローソンチケットでは11月10日まで「RAINBOW ROAD」のチケット先行予約を受け付けている。