AIを「富裕国のゲーム」にしてはならず、G20サミットで習氏
[リオデジャネイロ 18日 ロイター] - 中国の習近平国家主席はブラジルのリオデジャネイロで開催されている20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、AI(人工知能)を「富裕国と富裕層のゲーム」にしてはならないと述べた。中国国営通信新華社が18日に報じた。 また、AIに関する国際的なガバナンスと協力を強化するよう呼びかけた。 グローバルガバナンス制度の改革に関するセッションで、経済のグリーン転換によって中国への依存度が高まることを懸念したG20メンバーが電気自動車やバイオディーゼルなどの中国製品に関税を課している状況を念頭に、グリーン・低炭素開発の名の下に行われる保護主義に警告。「われわれはグローバルな貿易ガバナンスを改善し、開放性を特徴とする世界経済を構築する必要がある」と述べた。 習氏は先週、ペルーのリマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)フォーラムに出席した際にも保護主義を批判した。