田中みな実をミューズに起用したカネボウ化粧品「デュウ」の狙い
「デュウ」の主戦場でもあるドラッグストア市場は低価格帯コスメや韓国コスメが台頭し、中価格帯コスメは「厳しい」という声も聞こえる。しかし田中といえば、紹介する化粧品が軒並みヒットを飛ばす“みな実売れ”現象が起きるヒットメーカーだ。「韓国コスメと戦いつつ、(田中の)訴求力にも期待したい」と、田中をフックにブランド認知度の拡大を図り、27年までに23年比1.4倍の売り上げを目指す。
原直司ブランドマネージャーは、「田中さんは女性たちの憧れであり、ブランドが目指す“美肌”の象徴だ。田中さんを通じて世の中の女性を美しく、幸せにしたい」と意欲を燃やす。