[山口県]きょうから「しものせき海峡まつり」 先帝祭上臈道中・上臈参拝は5月3日
下関市の初夏を彩る「しものせき海峡まつり」(実行委員会主催)が2~4日、関門海峡沿い一帯で繰り広げられる。5年ぶりに新型コロナウイルス感染拡大以前の形に戻しての開催となる。 安徳帝正装参拝や源平船合戦、巌流島フェスティバルが復活する。源平船合戦は今回から市民参加型イベントに一新し、従来の甲冑(かっちゅう)姿の武者役ではなく、事前に応募した市内の小学生とその保護者が手製の段ボールかぶとなどを身に着けて海上パレードをして盛り上げに一役買う。 祭り最大の呼び物、先帝祭上臈(じょうろう)道中・上臈参拝は3日に行われ、絢爛(けんらん)豪華な衣装を着た5人の太夫が独特の足さばき「外八文字」を披露しながら市街地を練り歩いた後、同市阿弥陀寺町の赤間神宮に特設された天橋を渡って参拝する。4月26日夜には天候の関係で急きょ天橋を渡るリハーサルが前倒しされて行われ、暗い中で太夫ら奉仕者たちが本番に向けて入念に稽古を重ねていた。 昨年は上臈道中や上臈参拝、八丁浜総踊りが4年ぶりに復活し、約31万人の観光客らでにぎわった。今年はさらに人出が増えると実行委は見込んでいる。