「バリ痛…まあ大丈夫です」ソフトバンク栗原陵矢、逆転呼び込む執念の死球 直前に見せた献身さ【プレミア12】
◆プレミア12 1次リーグB組 日本6―3韓国(15日、台北ドーム) 日本代表「侍ジャパン」の栗原陵矢=ソフトバンク=が逆転機を演出する執念の死球を受けた。 ■侍主砲がモデル妻と〝新婚2ショット〟【写真】 1点を追う5回2死一、二塁。追い込まれながらも粘った末、9球目が右肘付近に直撃した。受けた直後は苦悶(くもん)の表情を浮かべていたが、試合後は「バリ痛…。まあ大丈夫です」と問題なしを強調した。 打席で考えていたのはつなぐ意識だった。「初戦から金子ヘッド(コーチ)が『緊張はするだろうし、その中でもうひとつ、チーム全体で戦っている、後ろにつなぐって意識をその中でもっていければ』って話をしていた。追い込まれてからはなんとかつなぐ意識ではいました」と振り返った。3球で追い込まれながらもフルカウントまで持っていき、3球ファウルで粘ってつかんだ死球。まさに執念だった。 1打席目に右前打を放ち、2打席目には大飛球も放つなど状態はいい。「あんまり気持ちよく振らなくてもヒットになればと、この戦いでは思いますし。勝てて良かったです」。チームの一員として献身的な一面を見せ続けている。
西日本新聞社