エンバペ、鼻骨骨折で「帰国すると思った」…苦しむフランス代表に「目を覚まさないと」
フランス代表FWキリアン・エンバペは、自身のケガの状態やチーム状況、ベルギー代表戦について語った。 準々決勝進出チームは?EURO2024 試合日程・結果・順位表 優勝候補の一角としてEURO2024を戦うフランス。初戦はオーストリアに1-0で勝利すると、続くオランダ戦とポーランド戦をドローで終え、グループ2位で決勝トーナメントに進出。ラウンド16では、強豪ベルギーと激突する。 オーストリア戦で鼻骨を骨折し、ポーランド戦ではフェイスガードをつけてプレーしたエンバペ。「顔面を強打した時、何が起きているのかわからなかったんだ。相手GKの顔を見て状況を理解したよ」と話し、負傷した場面を振り返った。 「ドレッシングルームに戻った時、(復帰不可能で)帰国することになると思った。でも、今ここにいられて嬉しいよ。もちろん大変だったし、多くの検査があって二晩は寝られなかった。オランダ戦をベンチから見守るのも難しかったね。それでも、ありがたいことにポーランド戦でプレーできるようになった」 フランスはここまで1勝2分け、ゴールはオウンゴールとPKの2点のみと苦しい戦いが続いている。それでも代表キャプテンは、チームの奮起に期待している。 「チャンスはあるし、得点できていないだけ。大切なのはチャンスを作ること。もちろん、ゴールは決めないといけないけどね。グループステージは難しかったが、新しい戦いが始まる。これからはサドンデスだ。だからしっかりと準備して、チャンスを作り、得点を決めないとね」 「フランスが明日、目を覚ますことを願っている。グループステージではハイレベルでプレーできなかったけど、グループを突破できた。準々決勝に進むにはさらに努力しないと。良いチームが相手で、勝利できなければ帰国することになってしまう」 「誰もまだ帰りたくないし、休暇の準備もしていない。準備はできている。ベルギー相手の非常に難しいゲームだ。でも、僕たちは良いチームで、良い選手たちもいる。明日、ピッチ上で証明したい」 また、対戦するベルギーについて「彼らはスロバキアに敗れたけど、僕らもオランダやポーランドに勝てなかった。ベルギー新時代の選手たちは貪欲で、新しい歴史を書きたいと思っているはずだ。良い選手たちもいるし、これは僕らが戦いたいと考えている試合だ。待ち切れないよ」とコメントした。