街なかに多彩な芸術 ビエンナーレ開幕 福島大生が紙芝居発表 福島県白河市
福島県白河市街地を会場に、さまざまな芸術作品を紹介する福島ビエンナーレ2024「風月の芸術祭in白河」は24日、開幕した。2年に1度開かれる行事で9月15日まで。 実行委員会の主催で市と市教委、福島大芸術による地域創造研究所共催、福島民報社など後援。「『起』―RISE―」をテーマにした。期間中、アートイベントが開かれるほか、「アートだるま」をはじめ多彩な作品が市街地や南湖公園などに展示される。 初日はマイタウン白河でセレモニーを行った。実行委員会の海野仁兆委員長と井上賢二副市長、芸術監督の渡辺晃一福島大芸術による地域創造研究所所長があいさつ、参加アーティストが紹介された。テープカットを行い開幕を祝った。福島大の学生でつくる妖(あやかし)組が白河市の伝承を元にした新作紙芝居「妖怪・双尾の狐」を発表した。 市立図書館ではホルピタルアートディレクター森合音さんが講演、絵本作家飯野和好さんと妖怪探究家関本創さんのトークショーなどが行われた。
問い合わせは市文化振興課へ。 イベントは次の通り(かっこ内は日程、場所) ▽映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」上映(27日まで、コミュニティカフェEMANON)▽南湖フェスティバル・アートイベント(31日、南湖公園)▽谷津田川をアートで彩るプロジェクト(9月15日まで、新橋と土橋間)▽まち歩きアート鑑賞会(29日と9月1日、市内)