大分県内でも特殊詐欺の被害が急増しています。 特に被害が多い高齢者に注意が呼び掛けられました。 ２３日に大分市の七瀬川自然公園で開かれた「ＪＡバンク大分スポーツ大会」。年金を受給している６０代から８０代の高齢者２００人あまりが参加したことから、一緒に呼び掛けられたのは… 「十分気を付けてくださ～い」 大分県内でも特殊詐欺の被害が急増しているため、ＪＡおおいたの職員と警察官が犯人が電話で何をたずねくるのかや、だまされないための行動が書かれたうちわとチラシを配って注意を呼び掛けました。 参加者の中には実際に不審な電話が掛かってきたという人もいました。 （参加者） 「自分は大丈夫だと思っているけど、１回電話がかかった時に向こうの人はばーっと早く言っていた、こっちが答える前に。口座番号を教えてと言われた。知らない電話番号は出ない（ようにしたい）」 （ＪＡおおいた　小野啓樹常務理事） 「支店窓口による声掛けの徹底に取り組んでいる。常日頃から被害にあわないように意識を高めていただくことを期待している」 大分県警によりますと、県内では２０２４年に入って１０月２１日までに特殊詐欺が１９７件発生し、約４億２３００万円の被害が確認されています。 ２０２３年に比べて約１億５０００万円増えています。 警察は「電話でお金の話が出たら詐欺を疑い、家族や警察官に相談してほしい」と呼び掛けています。