スクラム・バトルに注目。「明治大学×法政大学」第13回関東大学春季交流大会
大会初戦、メイジ栄光の背番号8を背負う木戸大士郎主将を筆頭に流通経済大学を迎え撃つと、開始約30分は12-12と拮抗。しかし豊富なフィットネスとスキルで結果的に13トライを量産した。
スコアは89-38の大勝。ただ相手攻撃のキーマン(NO8ティシレリ・ロケティ、WTBアポロサ・デレナラギら)に1対1で差し込まれる場面も散見され、守備に課題を残した。
第2戦法政大戦のメンバーは、流経大戦から先発6人が替わった。
まず背番号1~4番。PR伊藤 潤乃助、HO山本文士郎 、PR山口匠、LO田島貫太郎が先発を託された。そしてWTBには主軸の4年生安田昂平が今大会初先発を飾る。
注目は先発バックスに入った2人のルーキーだろう。
まず桐蔭学園出身のルーキーSO萩井耀司。前戦リザーブから途中出場を果たしたアシスト名手が、メイジの高速アタックをどう牽引するのか。
そしてもう一人は、2戦連続のスタメンとなるルーキーFB為房幸之介(常翔学園)。
入れ違いで明治大を卒業したPR為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)は実兄。前戦はキック「50:22」などで魅せた新人に注目が集まる。
高い攻撃力と選手層を誇る明治大が優勢だが、法政大が守備とスクラムで対抗できれば接戦に持ち込める可能性もあるだろう。スクラム・バトルの行方は。注目ルーキーの活躍は。今週日曜日の八幡山に注目したい。
多羅 正崇