沖縄戦の実相語る 名護市の福祉施設で戦争体験者が講和
沖縄テレビ
沖縄戦の実相を後世に語り継ごうと、沖縄県名護市の福祉施設では戦争体験者の講話が開かれました。 名護市のいしなぐ福祉会では、これまで福祉に携わってきた2人の戦争体験者が登壇し、自身の体験を語りました。 ▽座波園子さん(85): 「戦争というのはこういうものなんですね。あっという間に6歳というその歳に一変に自分の幸せが崩れてしまう。つらくて夜になったら毎日のように、声も出さずに毛布や布団の中で泣いていました」 南洋群島のロタ島で戦時下を生き延びた仲井間小夜子さん(96)は自ら手作りした紙芝居を用いて悲惨な記憶を伝えました。 ▽仲井間小夜子さん(96): 「学校も家も友達の家も自分の家もみんなこういう風にして爆弾でやられました」 登壇した2人は二度と悲劇を繰り返さず、平和を噛み締めながら手を携えてほしいと力強く呼びかけました。
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