【元銀行員の視点】富裕層だけが知っている「賢いお金の使い方」3つとは?
お金持ちが実践している「お金の賢い使い方」3つ
お金があるからと好きに使っていると、資産はすぐに底をついてしまいます。 ここでは、お金持ちが実践しているお金の賢い使い方を、元銀行員の筆者の視点も入れながらご紹介します。 ●自己投資に使う お金持ちの方は、見栄のために派手な物を買うのではなく、知識やスキルを身に着けるためにお金を使います。 ブランド品や高級車を買うイメージがあるかもしれませんが、富裕層やお金持ちの多くは身なりも質素で堅実な雰囲気です。 学びの大切さを理解しているので、自分だけでなく家族の教育にも熱心なのが特徴です。 ●価値あるものに使う お金持ちは、無駄だと思うものにはお金を使いません。 外食やゴルフ、イベントなど、一見すると贅沢に見えるものも、実は人脈作りや情報収集に欠かせないことです。 目先のことではなく、信頼獲得や人間関係の構築など、価値あるものにお金を使います。 ●資産運用に使う 自分が働いてお金を稼ぐだけでなく、働かなくてもお金が入ってくる仕組み作りをします。 その代表的な例が、株式や債券、投資信託、不動産などの資産運用です。 資産の一部を投資対象にリスク分散して、お金に働いてもらいながら中長期的に資産を増やしていきます。 資産の全額投資やよくわからないものに投資することはまれで、専門家に相談しながら運用しています。 博報堂の「新富裕層”インカムリッチ”生活者調査」レポートによると、世帯年収1500万円以上の「インカムリッチ」と呼ばれる新富裕層は、資産運用において中長期でのリターンを重視する傾向にあることや、貯蓄よりも投資にお金を回したいと考えている人が多いことがわかっています。
まとめにかえて
富裕層や本当のお金持ちといわれる方たちの「お金の賢い使い方」をご紹介しました。 資金の大きさこそ違いますが、どれも自分に取り入れられるものばかりです。 日々の過ごし方や考え方を工夫するだけで、生活は少しずつ変わっていきます。 ぜひ富裕層の考えを取り入れて、お金に困らない未来を作っていきましょう。
参考資料
・総務省「2020年基準消費者物価指数」 ・野村総合研究所「野村総合研所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」 ・博報堂「新富裕層”インカムリッチ”生活者調査」レポート
円城 美由紀