ツナマヨキンパ（写真提供＝Roll up local福津キンパ）

　韓国のり巻き「キンパ」の専門店「Roll up local（ロールアップローカル）福津キンパ」が4月18日、福津市西福間にオープンして1カ月がたった。（宗像経済新聞） 【写真】卵焼きキンパ（写真提供＝Roll up local福津キンパ） 　金融営業に10年間携わった経歴を持ち、「地域に携わる仕事がしたいと思い独立した」という塚田美菜さんが店主を務める同店。 　塚田さんは「自宅でキンパを作った際、子どもたちが『おいしい』と言って食べてくれた。普段子どもがあまり食べないような野菜もキンパの具に使うとたくさん食べてくれる」と話す。 　「これまで、香椎浜で姉と共にキッチンカー出店と間借り営業を展開してきた。いつか自分の店を持ちたいと思っていた」とも。 　店名の「ロールアップ」は、なるべく地元の食材を使い「地域を1本のキンパに巻き込む」との思いを込めて名付けた。 　席数は3席。店内は、べビーカーを押して入れるよう配置を考え、商品を待つ間子どもが飽きないよう小上がりにキッズスペースを設ける。 　メニューは、「ツナマヨキンパ」（500円）、「卵焼きキンパ」「ベーシックキンパ」「チーズキンパ」（以上700円）、「サムギョプサルキンパ」（800円）をはじめ、「ダルゴナコーヒー」（500円）、「コーン茶」（300円）、「美酢（みちょ）ソーダ」（450円）などのドリンクも用意する。 　塚田さんは「野菜を食べてほしいが、子どもはなかなか食べてくれないという話をよく聞く。そのため、自分の子どもたちの意見も取り入れ、本場韓国の味付けとは異なるが、野菜嫌いの子どもも食べてくれるよう味付けを工夫した。生産者が分かる地域食材も使っているので安心して食べてもらえたら」と話す。 　営業時間は11時～19時。