スペル・デルフィン率いる新団体「海鮮プロレス」が旗揚げ
スペル・デルフィン率いる新団体「海鮮プロレス」が旗揚げ THE PAGE大阪
プロレスの新団体「海鮮プロレス」がこのほど、堺市で設立された。同団体の代表兼総合プロデューサーは大阪プロレス創始者で、沖縄プロレス社長であり、和泉市議会議員のスペル・デルフィン氏だ。このほど、ホームグラウンドとなる「堺中央卸売市場」(大阪府堺市北区)で発表記者会見が行われ、関係者らは「南大阪の活性化から海に囲まれた日本の食文化を全国に発信することをテーマに、産地体験型エンターテインメントを目指します」と意気込みをみせている。
市場の魅力にも再注目してもらおう
この「海鮮プロレス」は市場を中心に活動していく予定で、堺中央卸売市場がホームグラウンドだ。堺は食文化の発信地でもあり、鮮魚をモチーフにしたレスラーたちが試合を重ねながら、新鮮な食材が集まる同市場から全国へ向けてアピールし、さらに市場の魅力にも再注目してもらおうというのが狙いだ。格闘技に食文化をミックスさせた、珍しい団体とも言える。 所属選手は鮮魚をモチーフにしたレスラーばかりで、スペル・デルフィンをはじめ、海ゴーヤ、高速!マグロジェット、エビルマン、タコちゅーだー、デストロイカー、ふぐ面デスラー(現在)となっている。 会見で広報担当の華房賢治さんは、「海に特化した団体です。産地体験型エンターテインメントとして活動していきます。また海ゴーヤは、きれいな海にしか生息しないとされている海藻類で、海の環境保全PRにも務めて頂きます」と、これまでの団体とは趣を異にしていることなどを説明した。 コミッショナーの渡邉利幸さんは、「いろんな海つながりで、南大阪の活性化から海に囲まれた食文化を全国に発信することをテーマにしています」と挨拶した。
ゆるキャラでは鮮度が表現できない
また、スペル・デルフィンは「ゆるキャラでは鮮度が表現できない。レスラーが新鮮さを表現していきたい。リングでは海の中で戦っているような試合になる」と、アピールした。 さらに“海ゴーヤ”についても、海ぶどうとは違った美味しさがあり、沖縄でも売っていないことなど、事務局長を兼ねた海ゴーヤ選手とともに解説した。 それにしても、いったいどんな試合を見せるのか、注目したいところだ。なかでも、タコちゅーだー選手は指がタコの足になっており、そのまま試合に挑む。「試合中に取れてもまた生えてくる」とスペル・デルフィンは笑わせ、「知名度を上げて、ちびっこたちのヒーローになって欲しいと思います」と続けた。