欧州専用小型SUVの新型「トヨタ C-HR」に初試乗!日本導入は?
一方、持続可能な素材の選択はまったく問題ない。100以上の部品が再生プラスチックで作られ、革製と思われるステアリングホイールはビーガンであり、バンパーの下、ホイールアーチは無塗装の樹脂で成形されている。これにより、生産にかかる何百トンものCO2が削減され、ぶつかるたびに塗装修理に行く手間が省ける。
落ち着いて目的地に到着するクルマ
「C-HR」のデザインは日本車には珍しいかもしれないが、技術はトヨタらしい。ステアリング、サスペンション、ブレーキなど、気さくだが居心地のよいチューニングが施されており、鼓動が高鳴ったり口角が上がったりするようなものではなく、リラックスして淡々と目的地に到着できるように設計されている。 これは、日本が新型プリウスから引き継いだ駆動システムにも当てはまる。このクーペはハイブリッド専用で、CVTギアボックスが搭載されている。このギアボックスは、開発の段階を経るごとに、ゴムバンドのような回転器官から少しずつ遠ざかり、実際には非常にゆっくりと、半ば普通のオートマチックのように感じられるようになる。
価格は34,990ユーロ(約560万円)から
C-HRは、140馬力の1.8リッターエンジンと、電気だけで数kmしか走れないほど小さなバッファーバッテリーを搭載した34,990ユーロ(約560万円)からスタートする。その上には、198馬力のよく似た2.0リッターがあり、全輪駆動も選択できる。
力強く加速するプラグインハイブリッド
トップモデルは初のプラグインハイブリッド。大型4気筒エンジンに163馬力の電動モーターを組み合わせ、システム出力は223馬力となる。このモデルのバッテリーは13kWhで、クロスカントリー走行で66kmの純電動走行が可能だ。
しかし、両方のエンジンがフロントアクスルで一緒に引っ張られると、事態はエキサイティングになる: 「C-HR」は静止状態から7.3秒で100km/hまで気持ちよく加速する。そして、180km/hで頭打ち、そこからはヨーロッパのライバルを先に行かせなければならなくなる・・・。
結論
サステイナブルなインテリアと新しいプラグインハイブリッドオプションによって、「C-HR」は確かにクリーンな未来への道を歩んでいる。しかし、日本車もまた、長期的にはこのままではうまくいかないことを知っている。このSUVクーペは、2024年春に同じような形とフォーマットのEVとして発売される予定で、燃焼エンジンを持たない2番目のオールエレクトリックモデルとなる。
Thomas Geiger