ドラフト候補たちの「春の初戦」が決定!徳島の153キロ右腕、静岡の197センチ剛腕などセンバツに出ない逸材たちを見逃すな!
2月18日の時点で愛知、静岡、香川、徳島、福岡、佐賀の6県の春季県大会及び地区予選の組み合わせが決定した。ここまで発表されている地区はセンバツと同時期に開催されており、見逃せない試合が多い。 【一覧】2024年 高校生ドラフト候補リスト 今回はドラフト候補と呼ばれる選手たちの初戦を紹介したい。 ドラフト候補に挙がる選手たちはアピールに成功することができるか注目だ。
愛知では各地区の逸材が揃う。名古屋地区では、中京大中京のスラッガー・山田 頼旺外野手(2年)、東邦の高柳 大治捕手(2年)の評価が高い。 山田は昨年の夏の愛知大会決勝戦で2本塁打を記録。同校ОBの中日の鵜飼外野手を彷彿とさせる選手で、鋭いスイングから柵越えの打球を連発。高橋源一郎監督も「スラッガーとして非常に楽しみな選手です」と期待を込める。そんな中京大中京の初戦は21日、春日井or南陽の勝者と対戦する。 高柳は188センチ90キロの大型捕手で、投げても140キロ超えの強肩が武器。スカウトの評価も上がっている。東邦は20日に初戦を迎え、名古屋南と対戦する。 名古屋地区の一次予選はシード校の学校グラウンドで行われるが、一次予選1位同士で戦う二次トーナメントにも注目しておきたい。例年、3月下旬に公営球場で行われ、上位に入れば、春の県大会シード権が与えられる戦いだ。1位校として通過すれば、二次トーナメントの日程、組み合わせにも注目してほしい。
東三河地区に所属する豊橋中央は146キロ右腕の内山 京介投手(2年)に注目。身長182センチもあり、手足も長い投手体型で、注目度も高い。豊橋中央は21日に豊丘との初戦を迎えるが、同地区はリーグ戦形式で、1ブロック5校の総当たり。一次予選から登板があるか注目だ。 静岡県では197センチの大型右腕・小船 翼投手(知徳)は最速150キロを誇る速球が持ち味。 初戦は3月23日、桐陽と御殿場西の勝者と対戦する。 勝ち進めば、3月30日に代表決定戦を迎え、2勝すれば、県大会出場が確定となるだけに、23日からフル回転する可能性が高い。 徳島県では最速153キロ右腕の川勝 空人投手(生光学園)はドラフト上位候補になる可能性を持った逸材。昨秋は県大会3位決定戦で敗れ、惜しくも四国大会出場を逃した。生光学園の初戦は3月28日、板野と穴吹の勝者と対戦する。 今年の徳島の四国大会出場の条件は県大会優勝。決勝予定は4月4日となっており、7日間で4試合をこなすスケジュールとなっている。負けられない試合が続き、登板は予想されそうだ。 福岡県では、高田 大河内野手(福岡大大濠)、前田 明慶投手(福岡第一)の2人に注目。 高田は身長170センチながら攻守でセンス抜群の遊撃手。前田は右サイドながら147キロを誇るも今年の福岡ではNO.1右腕と推される存在だ。 ともに3月21日が初戦で、福岡大大濠は柳川、福岡第一は三井と対戦する。