「都民ファーストの会」が政策発表(全文1)東京大改革は都議会改革から
特別顧問の小池百合子氏のあいさつ
都民ファーストの会、特別顧問の小池百合子でございます。これまでそれぞれの希望の塾で学んできた者、そしてまた立候補を予定している者、そしてまた、これまで議会を経験してきた者、それぞれがいろんな案を出し合って、そして今日のこの都民ファースト、都議選に対しましての公約がまとまったということでございます。まだそのほか政策を調整しているものもございますので、それはまた別途、皆さんに発表されるということでございます。この中で私、特別顧問としての肝は何かというと、最初の都民ファーストの基本の基本ですけれども、私が申し上げている東京大改革は都議会改革から。私自身がまず知事として選ばれました。そこから東京大改革の一歩が始まりました。片方の車輪が整いました。 一方で都議会という、これまでの伝統ある都議会ではございますけれども、しかしながら改革のスピードが合っているのか、方向性が合っているのか。私が都民に選ばれ、そしてまた都議会の議員も都民に選ばれる、そのスピード感、方向性、これについて同志、仲間が多く、この議会を構成するメンバーを目指すというのは、これは健全なことだと、このように思っております。ましてや東京はこれから人口が2025年にはピークを迎えると。そしてこの中で待機児童対策などの問題につきましては、この時期を逃しますと、あとはつるべ落としのようにこの東京でさえ、下降に落ちていくと。これは日本にとっても良くないということでございます。よって東京の都議会を変えるというのはそのスピード感、危機感、これを共有できていないといけないのではないかということでございます。 最初の3つの公約については大変私も評価するところでございます。まずは審議をする、チェックをする。チェック機能が十分でなかったが故に、あの豊洲問題につながっているといっても過言ではないと思います。そしてまた先ほども申し上げたように待機児童の問題などはスピード感が必要であります。こういったことについてもこれから都議会で改革を目指す、そしてグローバルな視点を持った、そんな議員が構成の中に入ってくるというのは重要なことだと思います。それからチェックをすると同時にもっともっと、むしろ都政をリードするぐらいの、そういう勢いのある仲間が必要かと思います。これまで25年間、条例が、議員提案の条例というのが実際に成立したのは1本だと、増子さんも自分自身が担当でやったわけですよね。ということで1本だけであったということで、あ、どうぞ。はい。ということでございます。 議院内閣制の国会とは違いますけれども、他の地方の議会においても議員が条例を発案するというような活発な議会もあると伺っております。ですから条例の案を議員自らが発案をしていくというぐらいの、そのような改革された都議会というのが必要ではないかと、このように思っております。また1つ1つのことについては、詳しくは私のほうから申し上げませんけれども、情報公開、それから口利きの禁止、公金であるこの税金を使っての、お金の使い道を明確にするといったことなど、この3つのところで基本政策の中でうたっているところでございます。 それからポイントとすれば都民ファーストでございますので、いつも人の目線、都民の目線からのもので、子供の目線、女性の目線、シニアの目線、障害を持った方、ある方の目線、そのお母さんの目線、お父さんの目線、そういった目線からこのような公約ができているというふうに考えております。あと地域的に申し上げるならば多摩、そして島嶼部、これについてよりスピード感を持って、また充実して、さらには人口動態をにらんだ形での新しい政策を〓盛り込んでいけたと 00:14:33〓、このように思っております。そういった意味でライフ・ワーク・バランス、それから受動喫煙防止条例等々、これらのことを議員条例として発案をどんどんしていただこうというものでございます。 最後に基本政策、13番目になりますけれども、都民の食の安全と安心を守る。この課題はご承知のように市場のあり方戦略本部でただ今、総点検の最中でございますので、この時点におきましては、この総点検の最中ということで、それらを総合的に判断して結論を出していきたいと私は考えておりますし、そのことを同じ方向性に向かってこれからも議員活動を続けてくださる、その可能性の多い、この都民ファーストのメンバーによる政策というふうにご理解いただきたいと思います。まず何よりも都議会から変えていく、そして議会はしっかりと約束を守る、そして実行する、そういった都議会へと改革をする、その下地が整ったものと考えております。 それから加えて言いますと受動喫煙対策が、今回この都議選を機に、ようやく本当に動きだすということであるならば、まず都議会の中での、あちらの都議会棟のほうから禁煙というのをまず実施していただいてから条例を作るということを述べられたほうがいいのではないかと申し添えておきたいと思います。ありがとうございました。 龍円:ありがとうございます。ではちょっと時間の都合上、先にフォトセッションをさせていただきたいと思います。ちょっと特別顧問を囲むような形で基本政策を掲げさせていただきたいと思います。 小池:みんなちょっと上げたほうがいいね。 龍円:そうですね、持ち上げて。 男性:代表いいんですか。いいですか。 男性:知事、ちょっとプレートに、フリップに手を掛けていただいても。ありがとうございます。 男性:ありがとうございます。 龍円:よろしいですか。 小池:ありがとうございました。 龍円:ありがとうございます。では座らせて。ではここで特別顧問は公務の関係によりここで退席させていただきます。 小池:よろしくお願いします。ありがとうございました。 【連載】「都民ファーストの会」が都議選に向け政策発表 全文2へ続く