人質立てこもり、爆発、ビルからの大胆な脱出…スリリングな展開にハラハラ&仲間への熱い思いに胸打たれる<STATION 19>
緊急事態の現場の最前線で活躍する勇敢な消防士たちの日常を描くドラマシリーズ「STATION 19」のシーズン7が6月19日より全話一挙配信開始。同シリーズは全米大ヒット医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」のスピンオフで、それぞれの作品が度々劇中でクロスオーバーしている構成も魅力的な作品だ。第1話では、衝撃的な展開で終幕した前シーズン最終話から続く物語から、新たな事故の現場で闘う消防隊員たちの勇姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】第2話では退院したジャックにアンディらが“つらい事実”を伝える場面も… ■消防隊員が集うパーティー会場で起こった悲劇 同ドラマは、アメリカ・シアトルの大病院“グレイ+スローン病院”の3ブロック先にある、シアトルの消防署“ステーション19”を舞台に、都市で巻き起こる火災、爆発事故、家庭内暴力などさまざまな事故・事件の場において命懸けで市民を守る消防隊員たちの姿をはじめ、出世や恋愛、家族との関係性など彼らの人生模様を描くシリーズ。 前シーズンの最終話「グラマラス・ライフ」では、シアトルの消防団が出席するパーティー「FIREFIGHTER’S BALL」が開催され、アンディ・ヘレラ(ジェイナ・リー・オルティス)らステーション19の隊員たちもドレス姿で楽しむ様子が描かれた。 一方でアンディは、署長のナターシャ・ロス(マール・ダンドリッジ)から、正式にステーション19の新隊長になることが告げられる。そんな喜ばしいニュースもつかの間、パーティー会場のビルの老朽化が原因で、床が抜けて崩れてしまう大事故が発生してしまう。 すぐさま救出作業をする隊員たちのおかげで被害は最小限に抑えられつつも、悲しい別れも多く発生した。さらに事故で頭を強打したジャック・ギブソン(グレイ・デイモン)は、突然意識を失ってしまうというショッキングな姿が映し出された。 シーズン7の第1話「ディス・ウーマンズ・ワーク」は、ジャックの頭部の緊急手術が行われる様子から始まる。病院の待合室には、彼の容態を心配する隊員たちが映し出され、中でもアンディはジャックの幻覚が見えるような一面も描かれた。そんな中、新シーズン最初の救助要請が発生し、人質事件の現場にビクトリア・ヒューズ(バレット・ドス)が向かうことに。 ■ビクトリアの説得で無事に人質を解放するも… ビルには科学技術者のフィリスが研究を金儲けに利用されたことに怒り、同僚たちを人質にしながら爆発しかねない液体を手に持っていた。彼女を興奮させないよう冷静に問い掛け、心を開かせようと試みるビクトリア。彼女の頭の回転の速さが手に取るように分かる、巧みな説得には思わず拍手をしたくなる。徐々にフィリスは耳を傾け、人質を解放していた矢先に警察車両のサイレンが鳴り響き、再び興奮・威嚇し始めるフィリスは再びビルの中へ駆け込んでしまう。 そしてフィリスの液体によってビルの3階の部屋で爆発事故が発生。負傷したフィリスらを救出し、ビルから脱出策を探すビクトリア。現場に駆け付けたステーション19の隊員たちと連携しながら、窓から飛び降りて脱出を試みるハラハラする展開が描かれた。ビクトリアを筆頭に、素早い連携プレーで間一髪の所で全員がビルから脱出することができた。ハードな脱出シーンや一刻を争う危険な爆発が起きるなど、初回から手に汗を握る描写がてんこ盛りだ。 ■大切な仲間のつらい現実に直面するアンディ 一方、アンディはジャックの脳手術を担当した外科医のアメリア・シェパード(カテリーナ・スコーソン)から命に別状はないものの、彼には後遺症が残る可能性が高いという事実を告げられる。自分を責めるアンディは、大切な仲間であるジャックを思うが故に残酷な彼の“幻覚”と言い合ってしまい、見るのがつらい描写も。 これまでも事故・事件現場で活躍する彼らの勇姿だけでなく、人生にまつわるさまざまな出来事全てに立ち向かう隊員たちの姿が描かれてきたが、シーズン7も熱い人間ドラマに胸を打たれることだろう。 ドラマ「STATION 19」シーズン7は、ディズニープラスのスターにて全10話配信中。 ◆文=suzuki