洋画と陶芸の2人を紹介/倉敷市立美術館で「倉敷新鋭作家選抜美術展」/12月15日まで【岡山】
倉敷市にゆかりのある有望な若手中堅作家の作品を紹介する倉敷新鋭作家選抜美術展が12月10日、倉敷市立美術館で始まりました。15日まで開かれます。 今年で25回を数える今回の展覧会は、洋画と陶芸の2人の作品を紹介しています。 児玉知己さんは42歳。今の作風は、21歳の時に魅せられた点描画が原点です。倉敷市下津井の海を眺めながら育ったこともあり、波の動きや植物などをモチーフに、点描画から発想を得た精緻な筆づかいで独創的な作品を発表し続けています。 岡本和敏さんは、倉敷市羽島の天神窯の三代目です。先代からの技法を引き継ぐとともに、およそ20種類もの釉薬を駆使し、デザイン性あふれる作品を生み出しています。 出展した31点のうち5点は、祖父が再現に成功したという中国・宋時代の焼き物・玳玻盞天目(たいひさんてんもく)で、今回、和敏さんが初めて挑戦しました。