インドネシア、5年で8600億ドルの投資誘致 8%成長達成へ
[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシアのロサン投資相は7日、2025─29年に国内総生産(GDP)の65%に相当する1京3528兆ルピア(8600億1000万ドル)の新規投資を国内外から誘致する方針を示した。 プラボウォ大統領が経済成長率を5年以内に8%とする目標を掲げており、目標達成に新規投資が必要だとしている。現在の経済成長率は5%。 27年の経済成長率は8.3%となり、29年に7.8%に減速する見通しという。地域の指導者との会合で明らかにした。 鉱業以外にも、漁業や林業といった天然資源セクターで川下産業を育成する政策を重視する。海藻産業の発展にも力を入れる。 ロサン氏は、投資家に対し合意した期限内に事業認可を出すことで透明性を向上する方針も示した。 同じ会合に出席したアイルランガ経済担当調整相は、経済成長率8%を達成するには、投資を現在の5%増から約10%増に引き上げる必要があると指摘。家計消費は5─6%の増加、輸出は9%前後の増加が必要になるとの見方を示した。