西島秀俊、『さよならマエストロ』最終回を前に語る確かな手応え「“自分の好きなもので戦っている人たちの物語”としてたくさんの人に届いたと実感」
3月17日(日)に最終回を迎える日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系 午後9時~10時9分)より、主人公・夏目俊平役を演じる西島秀俊のインタビューコメントが到着した。 【写真】俊平(西島秀俊)と響(芦田愛菜) 本作は、天才指揮者だったが“ある事件”で家族も音楽も失った父親・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田愛菜)が地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマ。 5年前の事件以来すれ違っていた俊平と響が、互いの思いをぶつけ合い雪解けを迎える感動の展開が描かれた第9話(3月10日放送)。そして迎える最終回、解散を目前に控えてコンペという新たな挑戦をする晴見フィルと俊平が選ぶ未来とは。 <西島秀俊 インタビュー> ◆第9話のラスト、俊平と響が5年前の出来事を乗り越えて打ち解けたシーンが、多くの視聴者の感動を呼びました。 あのシーンは2人の山場のシーンだったので、とても緊張感がありました。俊平と響はギクシャクしながらも結構楽しいシーンも多くて。けんかをしているシーンも楽しんでやっていた部分がありましたが、あの日は特別でしたね。スタッフも全部の撮影が終わった後に、「朝からものすごく緊張していた」と言っていました。僕自身は、ドキドキするというより、妙に静かな気持ちになりましたね。 ◆芦田さんとのシーンが多かったと思いますが、雰囲気はいかがでしょうか。 皆さんのイメージと違って、意外と芦田さんってポンコツな人なんですよ(笑)。しょっちゅう物にぶつかったり、転けたりしていて。リハーサルで転んだシーンがそのまま採用になって放送されたりもしていましたし。俊平もポンコツな部分が多いので、台本上はポンコツの父親としっかり者の娘という描かれ方だったのが、どんどんただの似たもの親子がけんかしているようになっていて(笑)、それは現場で起こるケミストリーというか。人が演じるってこういうことなんだと思って、とても面白かったです。