アインホーン氏、欧州化学会社ソルベイに期待－魅力的なリターン予想
（ブルームバーグ）： ヘッジファンド運営会社グリーンライト・キャピタルの創業者デービッド・アインホーン氏は３日、ニューヨークで開かれたソーン・インベストメント・コンファレンスで欧州の化学品メーカー、ソルベイに賭けていると語った。
ソルベイの米国預託証券（ＡＤＲ）は同日、14％高で終了。
ソーダ灰の大手メーカーであるソルベイは、今後数年間に米ワイオミング州で事業を拡大し、生産能力を７％増やす予定だとアインホーン氏は説明。ソルベイは欧州の化学会社としては平均以上の経営能力を有しているとの考えも示した。
「この退屈なエッセンシャルケミカル事業は、投資家に対して魅力的なリスク調整後リターンを生むと思う」とアインホーン氏は語った。
また、アインホーン（55）氏はバリュー投資家になるのには絶好の時期だとも語った。競争が非常に少ないため、「キャッシュ・オン・キャッシュ・リターンを得られる企業を見つける機会が、私のキャリアの中で、弱気相場の底を除いてどの時期よりも豊富だ」と指摘した。
原題：David Einhorn Pitches Long Bet on Chemicals Company Solvay (1)（抜粋）
(c)2024 Bloomberg L.P.
Hema Parmar, Katherine Burton
