深夜地下鉄で音の専門家が…大阪メトロ・万博メロディープロジェクトに潜入?
TVOテレビ大阪
開幕まで300日を切った、大阪・関西万博。万博来場者に感動を届けたい、そんな想いの人々が深夜、とある場所に集いました。 一体、なにが? 21日、午前1時30分。最終電車の運行を終えた大阪メトロ・本町駅に入っていく人たち。ホームには深夜にもかかわらず大勢の人が… 「A案上りです」 真剣なまなざしでメモを取っていますが、一体、何をしているのでしょうか? 【大阪メトロ江口清司交通事業本部 副本部長】 「中央線の音源を今回改めて作成しよう」 大阪メトロ中央線は大阪・関西万博の会場である夢洲まで延伸することが決まっています。それにあわせて万博を盛り上げようと電車の発車メロディーを新たに制作することにしました。 【大阪メトロ江口清司交通事業本部 副本部長】 「万博に向けた機運醸成。あるいは、レガシー(遺産)をしっかりと残して行きたい未来感やワクワク感がお客様に伝わる音源になったらいいと思う」 集まったのは新メロディーの 制作を担当する音の専門家たち。試作のメロディーは3パターンまで絞り込まれていて、この日は電車の走行音などを流して実際の駅の環境でどのように聞こえるかのテストが行われました。 まずは「万博会場へと続く路線」をもとに未来へ弾む夢をイメージしたA案 そのほか「ゆめしま」という言葉の抑揚をイメージしたB案 上昇感のあるメロディーをイメージしたC案 上りと下り合わせて6つのメロディーがテストされました。 (九州大学岩宮眞一郎教授) 「A案が一番気に入ってます。未来的志向が一番あったような曲に感じた」 およそ20秒のメロディーのために会議は、午前4時ごろまで続きました。新メロディーは、ことし秋に決定し導入されます。
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